2012年4月11日水曜日

山菜 薬草  クサギ


山菜 薬草 クサギ
分布 全国  北海道、本州、四国、九州、沖縄、中国、台湾、朝鮮


分類 クマツヅラ科クサギ属 (落葉小高木)

葉や茎を傷つけると、嫌な匂いがすることからの名。
神奈川県 全域に普通に分布する。
用途 特に無し(ヨーロッパでは鑑賞用に栽培される。)

食用

葉は対生し、葉身は3角状心形あるいは広卵形。縁には低い鋸歯がある。
若い枝や葉脈上に軟毛がある。傷を付けると、青臭い臭気がある。
ただし、人によってこの臭いを、あまり不快に感じない人もいるようだ。
子供に、ピーナッツクリームの匂いだと言うと、良い匂い、と反応するそうだ。
若葉は、山菜になる。加熱すると、臭気が消える。天ぷらなどにすると美味しい。
花序は枝の先に集まり、散房状となる。8~9月に白色~紅色の花を咲かす。
雄しべは4本、長く花外に突き出し、葯は黒紫色。
雄性期と雌性期があり、雄性先熟。雄性期には雌しべが、雌性期には雄しべが、それぞれ下に垂れている。
枝や葉の上を、花序が一面覆うように開花するさまは綺麗。甘い芳香があたりにただよい、
鑑賞にも耐える。ヨーロッパでは庭木などにされるという。
核果は丸く、熟すと碧色となる。赤い部分は萼。花後も残り、赤く平開したもの。
果実を藁の灰汁で煮出すと、あさぎ色の染料ができる

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