山菜 薬草 イワタバコ
分類 目 : ゴマノハグサ目 科 : イワタバコ科 属 : イワタバコ属 種 : イワタバコ
イワタバコ(岩煙草、Conandron ramondioides)はイワタバコ科の多年草。
湿った岩壁に着生し、花は美しいので山草として栽培もされる。
葉がタバコに似るのでこの名がある。また若葉が食用にできることから別名イワヂシャ(岩萵苣)ともいう。
食用
初夏の若葉を テンプラ、和え物、おひたしで味わう。
薬用
成熟葉の日干しが苦苣苔(くきょたい)で5gを600ccの水で半量になるまで煮詰め
食間3回に分服する。
健胃、消化促進、食欲増進に役立つ。
分布
日本の本州以南および台湾に分布する。
特徴
葉柄は3 - 15cmで翼がある。
葉身は長さ10から50cmで数枚が根出する。
高さ10cmほどの花茎を出して散形花序をつけ8月頃に開花する。
花は直径1-1.5cm程、放射相称で、萼と花弁は5裂し雄蕊も5個、花弁は紫色。子房上位、果実は細長いさく果で2つに割れる。
葉は冬には枯れ、新葉が縮んだ冬芽として越冬する。
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