2012年6月10日日曜日

山菜 薬草 サルトリイバラ



山菜 薬草 サルトリイバラ

分類  ユリ目 科:サルトリイバラ科 属:シオデ属 種:サルトリイバラ

和名 サルトリイバラ(猿捕茨 ガンタチイバラ、カカラ
英名 China root

サルトリイバラ(猿捕茨、学名 Smilax china)は、サルトリイバラ科(またはユリ科)に分類される多年生植物(半低木)。
漢語で??と書く。


分布

東アジア(中国、朝鮮半島、日本)に分布する。
日本では北海道から九州までの山野や丘陵の林縁などに自生し、日が当たり水はけのよい場所を好む。
中国では近縁種のサンキライ (S. glabra) も自生する。
サルトリイバラ
特徴

草丈 70~350cm ほどで這うように伸び、茎は硬く緑色で棘が所々に生える。
葉は互生し、円形または広楕円形で先端が尖り、基部は円く、硬く表面には光沢があり、3?5 本の葉脈がある。
雌雄異株で、4?5月になると葉腋より散形花序を伸ばし多数の花を付ける。
花は淡黄で、6枚の花被片は先端が反り返る。雄花には雄蘂が 6本、雌花には子房が 3室・柱頭が 3本ある。
果実は直径 7mm 程度の球形の液果で、秋に熟すと赤くなる。
ルリタテハの幼虫が食草とする。
園芸用では、庭園の添景木や、赤く熟す果実は生花にも用いられる。繁殖は 3月頃に播種する。

食用

初夏の若葉は茹でて水にさらし、おひたし、和え物に。
九州、四国地方などの関西圏以南では、葉を柏餅を包むのに用いる。
果実は生食したり、果実酒として楽しむ。

薬用

根茎は薬用に使われる。
バツカツ10gを半量になるまで煮詰めたものを食間3回に分服すると、
ニキビを直したり,急性胃炎のむくみを取る。



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