2016年1月13日水曜日

韓国乳幼児売買事件

韓国はやはり、最悪とも言える国が国民をつぶし、国民が国をつぶす、
国家理念と国民教育が不十分ともいえるわな~~~~

【コラム】韓国から乳児売買をなくすには

「養子を大量輸出している唯一の経済協力開発機構(OECD)加盟国」で、
超少子化国でもある韓国で、4日に明らかになった「赤ちゃん密売事件」は
国の恥だ。
「赤ちゃんがすごく好き」という23歳の未婚女性の本音を解き明かす必要が
あるが、彼女が未婚の母から生まれた乳児を6人も買うことができた
「未開社会的」乳児遺棄や、闇取引の実態・制度的弱点にも大掛かりな
「手術」が必要だ。

この女性はポータルサイトを乳児闇取引窓口に悪用していたことが警察の調べで
分かった。
養子や養子対象児の管理を手掛ける財団法人中央入養院はこの1年間で、
大手ポータルサイト二つで児童放棄者や個人養子縁組希望者の問い合わせに
関する書き込み約30件と、違法な養子縁組を試みた130以上の会員ID所持者を
摘発し、警察庁と該当のポータルサイトに捜査や削除を要請した。
削除された書き込みは「妊娠9カ月の高1女子。中絶するには遅いし、育てる
経済力もないので養子に出したい」
「ブローカーだ。メッセージが欲しい」などの内容だった。関係者は
「ポータルサイトの会員制掲示板などは監視が不可能だ。
児童取引所として悪用されないよう、いっそう強力な制裁が必要だ」と語った。

一部の病院・助産院では、養育を放棄した出産予定者の代わりに養子縁組を
希望する女性を診療患者として登録させ、出産直後は「偽の生みの母」を
「生みの母」に変える手法を使っていたことが分かった。従って、
現行の出生届制度を「出生自動登録」制度に変えるべきだという専門家の主張は
一理ある。
「現行の制度は出生後1カ月以内に届ければいいので、心の葛藤を抱える未婚の
母たちは、違法養子縁組に誘惑される可能性がある」ということだ。

厳しくなった養子縁組特例法がかえって乳児密売や遺棄を助長しているとの
指摘にも耳を傾けるべきだ。
2012年8月に施行された特例法では、国内外の養子縁組全てについて
家庭裁判所の許可を受けなければ不可能とし、そのためには生みの親が出生届を
出さなければならない。
児童は十分な資格を持つ家庭に養子縁組されるべきだという妥当な論理が
反映されたものだ。しかし、
社会に冷たい目を浴びるのではと隠れて出産した未婚の母が自ら出生届を
出すのは容易でなく、特例法施行後の養子縁組件数が大幅に減少している
一方で、乳児遺棄件数は増加するという皮肉な現状を統計は物語っている。
養子縁組関係者は「子どもの幸せを最優先するなら、養子縁組手続きを短縮し、
保護を受けられる家庭に早く行かせるべきだ」と主張している。

関連団体は「シングルマザーに対する経済的支援や社会的偏見が変わらない限り、乳児売買・遺棄は増え続けるだろう」と言う。そして、
「未婚の母が出産・育児と仕事を両立させるのは現実的でなく、法律の規定に
しか存在しない。
仕事がない未婚の母にとっては、少なくとも子どもが2歳になるまで経済的支援をしてやるべきだ」と注文する。
未婚の母と子を保護する施設で子どもを育てている女性は、手記に
「『非婚の母』は堂々とした新しい女性として見られるが、私たち
『未婚の母』はゆがんだ貧しい女性に見られるのはなぜだろうか」と書いた。
乳児売買をなくすには、この問いに対する答えを見つける必要がある。

社会政策部=朴瑛錫(パク・ヨンソク)次長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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