国際金融網からの北排除、説明できない韓国政府

どちらの耳か判らないが、片方の耳へ通り過ぎてしまったのだ、無知、無能
なんだな、北制裁は韓国主導ではない、北朝鮮の相手は米国だと自分達も
思っているのだろう。
分断も他人事、共産主義と戦っているとは名ばかりの他人まかせ、
ホントに判らないというより、そんな概念すらもなかったはずだ、あれば
国連から排除よりもこれを優先する筈だ～～～
   
【記者手帳】国際金融網からの北排除、説明できない韓国政府

「『北朝鮮にこのような影響がある』と責任を持って説明するのは簡単では
   ない。民間銀行の専門家などに尋ねた方が良いのでは」

28日に企画財政部（省に相当、以下同じ）の関係者に「北朝鮮を
SWIFT（国際銀行間通信協会）の通信網から排除すれば、その制裁効果は
どれくらいのものになるのか」と質問すると、上記のような回答が
返ってきた。この日、
米国では北朝鮮をSWIFTから排除する方向で米国と欧州連合（EU）が協議を
行っているとのニュースが報じられた。
新たな制裁措置となるだけに、記者も韓国政府関係者に取材を
申し入れたが、「それはこうだ」と説明できる人間は韓国政府には
いなかったようだ。
国際社会における北朝鮮制裁を国内で総括する外交部でも同じような
反応しか返ってこなかった。

関係しそうな部処（省庁）のどこにいっても
「他で聞いてほしい」
「独自制裁だから○○局が詳しそうだ」
「米国でやっていることはわれわれの所管ではない」
「そのような資料は米国がたくさん持っているのではないか」などとしか
言われなかった。

SWIFTとは世界各国の金融機関がオンラインでメッセージをやりとりし、
決済などを行えるシステムのこと。
「ここから排除されるということが何を意味するのか」
「北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）委員長と北朝鮮政府をどこまで
追い詰められるのか」
「SWIFTを通じて北朝鮮が決済を行っている資金の規模はどれくらいか」
「すでにかなり以前から国際社会による制裁で、表向きは国際金融取引が
できなくなっている北朝鮮を改めてSWIFTから排除すれば何が変わるのか」
など、気になる問題は幾つもあるが、どのような質問をしてもまともな
回答は一つも得られなかった。そのためついには
「政府関係者はこの問題に関心がないのでは」と感じるようにさえなった。
今年6月に企画財政部の柳一鎬（ユ・イルホ）長官（経済副首相）と
米財務省のルー長官は北朝鮮制裁について意見交換し、またそれ以外にも
韓米両国は何度も協議を行っているはずだが、それらの機会に今回の
SWIFT問題は議題として取り上げられなかったのだろうか。

北朝鮮制裁はその問題の性質から、簡単には外部に情報を公開できないのは
十分に承知している。しかし
韓国政府が米国による新たな制裁の大枠やその意味合いなど、最も基本的な
部分について何も説明できないとなれば、韓米間の協力は政府の言葉通り
本当に緊密なのかどうか、疑問を感じざるを得ない。

政治部＝金真明（キム・ジンミョン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版