2016年11月14日月曜日

今日の歴史、メード・イン・コリアの黄昏(2)

神話~?、黄昏~?、メード・イン・コリア神話の黄昏~?、この記事にも
書かれているが、韓国は先進国の技術をまねして一歩後塵を行く産業だろ、
世界のどこにもある、どこでも生産できるものを作ってて、なにが
メードインコリアなんだ。
2~3年前かな、大分の10号線沿いのある「釣り具の三平」で中国人かな
日本製の釣竿をしきりに「メード・イン・ジャパン」~か、か、かと
しっこく確認していたが、要はどれだけ信用されるかだ~~~な。

今日の歴史(11月14日)
2016/11/14 00:00 KST文字拡大  文字縮小印刷 つぶやく

1947年:国連総会が韓国総選挙案と国連朝鮮臨時委員団設置案、
            韓国政府独立後の米ソ両国軍撤退案などを可決
1973年:湖南・南海高速道路の全州―釜山間(348.8キロ)が開通
1977年:ガーナ、スリランカと国交樹立
1980年:韓国新聞協会と放送協会が新軍部の圧力で
          「言論統廃合」を決定
          ※全斗煥(チョン・ドゥファン)政権が言論統制のため
            メディアの統廃合を断行し、全国64のメディアを
            新聞社14社、放送局3社、通信社1社に統合した
1984年:ソウル・銅雀大橋が開通
1990年:民放テレビ局のソウル放送(SBS)が開局
2007年:南北首相会談を開催(16日まで)
2009年:釜山の室内射撃場で火災発生、日本人観光客10人を含む
            15人が犠牲に
2010年:日本の植民地時代に日本が収奪した文化財級の
            図書1205冊の韓国返還に韓日が合意

ブームに飛び付く韓国の工科大、新技術は開発できず
【特集】メード・イン・コリア神話の黄昏(第2回)

1950年代に初めて概念が導入された人工知能(AI)は最近、全盛期を
迎えている。
最大のきっかけを提供したのは、カナダ・トロント大学の
ジェフリー・ヒントン教授だ。
ヒントン教授は従来の人工知能技術を発展させるよりは新しい方法を
模索することに集中した。
数多くの資料を与えて自ら規則を探り出す方式の
「ディープラーニング(機械学習)」がこのようにして登場した。
誰にも注目されなかったヒントン教授室の研究員たちも、あっという間に
世界的な天才へとのし上がった。
米国ニューヨーク大学のヤン・レクン(LeCun)教授とスタンフォード大学のアンドルー・ウン(Ng)教授が代表的だ。
現在ヤン・レクン教授はフェイスブックで人工知能研究を統括しており、
アンドルー・ウン教授はグーグルを経て中国最大ポータルの
百度(バイドゥ)にスカウトされた。

■「流行だけを追い掛け、最高値で株に手を出す韓国工科大」

韓国の工科大学では、こうした現象を期待しにくい。
教授はもちろんのこと、学生までもがこぞって流行を追い掛けては似通った
研究を行い、新たな分野には誰も挑戦しようと思わないからだ。
漢陽大学科学技術政策学科のキム・チャンギョン教授は
「韓国の工科大は今すぐお金になる研究、すでに基盤が準備されていて
成功する可能性が高い研究にだけ没頭する。
無人飛行体(ドローン)が脚光を浴びるとなるや機械工学科は全て
ドローン研究に飛び付いたし、人工知能が注目を集めると
コンピューター工学科は猫もしゃくしも人工知能に熱を上げた」と現状に
触れる。
キム教授は「新たな技術を開発しなければならないが、こうしたやり方では
先進技術に追い付くことさえ難しい」と話す。
それなりの技術力を備えた教授に資金が投入されるのではなく、資金が
投入される所に教授たちが自身の研究分野までも変えながら跳び込んで
いくというのだ。本人がよく知らない分野に跳び込むため、
研究も教育もまともにできるわけがない。

人気分野だけを探し回る現象は結局、産業競争力の弱体化につながる。
科学技術連合大学院大学(UST)のムン・ギルジュ総長は
「韓国の学生たちは大学院を選択したり留学したりする際には、その時一番
働き口が多くて人気が高い学問を優先的に選択する。いわゆるところの
最高値で株に手を出す格好」と比喩した。
結局これらの学生が韓国に戻ってきて教授や研究者になるため、韓国には
常に流行遅れの専門家たちだけがあふれ、産業政策と研究も
『後から付いていく戦略』を構築するほかないというのだ。

■「工学放棄者」を量産する硬い授業

国内で多くの工科大が「参考資料」としてベンチマーキングする
ソウル大学工学部のカリキュラムは、4年間で基礎から応用を順に教えて
いく構造になっている。
全ての工科大が1年生の時に物理、化学、数学などの基礎を教え、
2、3年時に力学、電気回路、熱力学など工学の基礎を、そして卒業を目前に
控えた4年時には自動車や通信装置、熱交換装置などの応用分野を教える。
工学を学びたくて工学部に入学した学生たちが、1、2年時に理論教育を
受けることで「工学放棄者」になってしまうケースが多い。

ソウル大学工学科のイ・ゴンウ学長も「学生たちが実際卒業後に活用できる
応用分野は4年生になってから学ぶため、多くの学生が根気を失い、工学の
勉強を低学年で諦めてしまう」と問題点を指摘する。

工科大の学生たちが早目に公務員や医学専門大学院などに進路を変更し、
若くしてベンチャー企業を興すケースが少ないのも、このような
構造的影響が大きいという。
ソウル大工学科に1年間訪問教授として在職したカリフォルニア大学
デービス校のマイケル・ソダーストランド(Soderstrand)教授は
「ソウル大生は私がこれまで経験した学生たちの中で最も優秀な
人材だったが、多くの学生が学業に全く興味を見せなかった」と振り返る。

■「純血主義」も学問的多様性を阻害

学閥によって結ばれている教授たちの構成も、米国のような多様な教育を
施しにくい要因となっている。
新任教員の採用では出身大学が優先され、自分の弟子を優待するのがごく
当たり前になっており、多様な視点を持った研究者たちを大学に
引き入れにくい構造と指摘する声もある。
教育部(省に相当)によると、2014年を基準にソウル大の教授の84.1%、
延世大の73.9%、高麗大の58.6%を母校出身者が占めた。
教育部が新任教員の採用過程で母校出身者を一定数以上採用しないよう
促してはいるものの、強制条項ではないため、あってないような
基準というのが現実だ。

純血主義は、企業との共同研究や産業現場で経験を積んだ実務型教授を
採用する際に障壁となっている。
韓国科学技術院(KAIST)のある教授は「同じ大学の卒業生同士が集まるのを当然のように考え、企業が共同課題に取り組む際も人脈や学閥などの
集まりで閉鎖的な環境の下、プロジェクトに取り組むケースが多い。
学界に携わらなかった人々を『下』に見る風土も相変らずだ」と
警笛を鳴らした。

パク・コンヒョン記者 , カン・ドンチョル記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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