2017年3月28日火曜日

】セウォル号と共に浮かび上がった真実

う~ン、韓国・朝鮮人デマや・噂に弱いと聞くが、一説によれば同じ
状況で何度か運行して居るではないか~~~
今回違った事と云えば修学旅行の高校生だ、朝飯の終わった高校生達が
甲板に出て、一部は操舵室に入り込み、年代があまり変わらぬ航海士と
雑談、そんな時魚場に向かう漁船が客船を追い抜いたらしく、高校生達が
煽ったらしい、高速の客船が方向転換する時荷物や車が左右に偏る。
バランスが崩れれば尚偏り、横倒しに~~~~、それとも、対馬の
海神神社の、呪い、呪い~~か

【社説】セウォル号と共に浮かび上がった真実

3年前の2014年4月に韓国南西部の全羅南道珍島沖で沈没した
旅客船セウォル号が25日夜、半潜水艇「ホワイトマリン」号の甲板上に
完全に姿を見せた。
船底部分には複数の傷や一部破損した部分が見受けられるものの、
全体としてはほぼ原型をとどめていた。セウォル号は左側が下になった
状態で引き上げられたが、高さ2.4メートルのリフティングビームと台の上に載せられているため、現在下になっている部分についてもほぼ
目視で確認できる状態だ。韓国海洋水産部(省に相当)の関係者に
よると、この船体の左側面にも特に大きく破損した部分はないという。

セウォル号が突然沈没した原因についてはいまだに解明されていない。
セウォル号は沈没当時、違法な改造によって船体の復元力が失われた
状態にあり、しかもそこに規定の2倍以上の貨物が積まれていたことが
すでに分かっている。しかも
そこからさらに貨物を積み込むため、平衡水まで抜かれていたという。
この過積載された貨物によって船体のバランスが失われ、最終的に
沈没したとの見方が今のところ有力だ。またこれらの荷物が積まれる
時のチェックもずさんで、海洋水産部から天下ったOBらがオフィスから
望遠鏡を使って目視するだけだったという。

これら一連の事実はこれまで行われた捜査や裁判を通じてすでに
明らかになっているが、それでも根拠のないデマは次から次へと
登場した。例えば
沈没直後に広まった米潜水艦との衝突説は、後に韓国海軍潜水艦との
衝突説に変わって一層大きく広まった。また昨年末もあるテレビ番組が
ネットに書き込まれた単なる推測を特集番組で紹介した。
この書き込みを行ったネットユーザーは「沈没当時、レーダーに
映し出された未確認物体は潜水艦だ」などと主張したのだが、これに
ついて韓国軍当局は「セウォル号に積まれていたコンテナが落ちたもの」と説明した。しかしこの説明は全く受け入れられず、その後もデマは
拡散を続けた。

デマは直ちに反証できないことを持ち出すことで、聞く者にそれらしく
思わせるという特徴がある。
哨戒艦「天安」が沈没した時も、はっきりした証拠がすぐ目の前に
なかったため、さまざまなデマが次々と広まっていった。
セウォル号の時もこれと全く同じだった。しかしセウォル号は今回
船体が引き上げられ、今や誰の目にも見ることができるようになった。
実際セウォル号の船体には、衝突の痕跡などどこにも見当たらなかった。

世の中にはさまざまな考え方や主張を持つ人間がいるため、時に
荒唐無稽で到底あり得ない主張が語られることもあるだろう。しかし
これらが一度テレビの電波に乗って広がれば話は変わってくる。
別のあるテレビ番組では「海軍は潜水艦の無事故200万メートルの
記録を立てるため、真実を隠した可能性がある」などと報じた。
6800トンのセウォル号が1200-1800トンの潜水艦と衝突すれば、
潜水艦の方が大破し乗務員も危険にさらされたはずだ。そのためこれを
隠蔽(いんぺい)したなどとするのは到底理屈に合わないが、
この主張を報じた番組はかなりの高視聴率を記録した。

セウォル号が引き上げられるまで3年もかかった理由についても
「意図的に遅らせた」とする陰謀論が語られている。
今回引き上げを行った中国企業が韓国政府から受け取った契約金は
916億ウォン(約91億円)だが、これまで支払われた総額は
2000億ウォン(約200億円)に達する。しかもいまなお船や機械の
使用料だけで1日7億ウォン(約7000万円)が使われているという。
このような状況で韓国政府の誰が中国企業に指示を行い、引き上げを
故意に遅らせているというのだろうか。

かつての野党側が中心となったセウォル号特別調査委員会は昨年
「規定の2倍を上回って積まれた2215トンの貨物のうち、410トンは
済州海軍基地に使われるものだった」と発表した。
済州島に向かう船に済州基地の建設に使う鉄筋などが積まれることに
何もおかしなことはない。
ところが彼らはこれを何か違法行為のようにいたずらに誇張した。
この鉄筋は貨物全体の5分の1程度を占めていたが、
これが直接の原因となって沈没したとのデマも一時は広まった。
ところが今回もこの種の調査ばかりを行う特別調査委員会が
再び立ち上げられるという。

大きな事件や事故が発生すれば、その直後は誰もがさまざまな疑問を
当然持つだろう。ただし普通の社会であれば、これらの疑問は
調査によって少しずつ解消されるはずだ。もちろん
それでも完全に解消されない疑問が残ることもあるだろう。しかし
そのような疑問がまともな疑問となるには、最低限の常識や合理的な
推論が行われなければならず、それでも解消されない疑問が疑問と
なるのだ。
セウォル号をめぐって世を惑わした潜水艦衝突説、鉄筋の過積載説などは沈没の真実の原因ではなく、これらを主張する人間が誰かを
攻撃するための偏った見方にすぎない。しかも

この種の主張を行う勢力は、これまで自らの誤りを一度でも認めて
謝罪したことはない。
かつて大韓航空機が爆破された時の金賢姫(キム・ヒョンヒ)氏
替え玉説、「狂牛病」(牛海綿状脳症〈BSE〉)問題、
哨戒艦「天安」沈没の自作自演説、韓米自由貿易協定(FTA)による
被害など、全てがデマによって大きな問題となった。
今回のセウォル号のデマを広める勢力も、自分たちの主張が虚偽で
あることが証明されれば、何もなかったように知らぬ存ぜぬを
押し通すだろう。
あるいはしばらくしてから反証できない新たなデマを突然
持ちだしてくるかもしれない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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