2017年6月18日日曜日

AIIBが御盛況のようです~~

今日は6月18日、極東アジアにおいて特亜三ヶ国の情報に有識に隣国
韓国の新政権において閣僚人事が混乱して云うのは、ほぼ報道し尽くし
めぼしい話題が無い今、AIIBも中華の妄想喜劇と化したいま、話題に事欠く有様・・・・

交錯する各国の思惑 
「くず債券」扱いのまま、信用獲得へ日米参加が必須

(1/3ページ)

記者会見したアジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁
(左から2人目)=17日、韓国・済州島(河崎真澄撮影)

中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)を舞台に関係国や
周辺国の“思惑”が交錯している。

「日本の記者は(AIIBに)関心が高いね。どうして政府代表は
来なかったのかな」。
会場で名刺交換したAIIB中国人幹部は記者にこう畳み掛けた。

関係筋によると日本政府は年次総会の「招待状」を受け取っていたが
政府代表を派遣せず、慎重姿勢を貫いた。一方、
「中国側はAIIBに日米を引き込まなければ立ち行かない」
(国際金融筋)のが実情だ。

インフラ建設で1件当たり数千億円の投融資を行うには国際金融市場で
債券を発行し、民間資金も調達する必要がある。だが、
AIIBは債券の「格付け」がなおも得られず、
「ジャンク(くず)債券」扱いのまま。高金利を示さないと市場で
資金調達できない。

17日の会見で、金立群総裁は年内の格付け取得に自信を示したが、
最大の懸念は格付けの良しあしだ。

最大の出資国である中国は米格付け会社の
ムーディーズ・インベスターズ・サービスに追い込まれている。
中国の国債格付けは先月、1989年の「天安門事件」以来、
28年ぶりに格下げされた。債務負担増が理由で、中国政府に
焦燥感が広がった。
AIIBが得る格付けが「中国」を超えることは、不可能だ。

(2/3ページ)

国際金融筋は、「信用力の高い日米が参加して初めて、
アジア開発銀行(ADB)や世銀のような最上位の格付けが得られる上、

ODA(政府開発援助)の長年にわたる実績を使わなければ
途上国支援は“絵に描いた餅”」と指摘した。

北京のAIIB本部の人員は日本なら地銀にも及ばぬ100人ほどの
陣容。
ADBが職員数千人で融資審査を独自に行うのとは対照的だ。
しかも中国側は、鳩山由紀夫元首相をAIIBの顧問役に
就任させたことが“逆効果”になっていることに気づいていない。

年次総会を通じて際立ったのがインドの交渉術の巧みさ。
AIIBが金融面で支援する中国主導のシルクロード経済圏構想
「一帯一路」の国際会議が先月、北京で行われたが、インドは
安全保障上への懸念から政府代表の派遣を拒んだ。

メンツを失ったにもかかわらず、AIIBは来年の年次総会を
インドのムンバイで開くと決め、インドの基金向けに165億円の初の
投資案件も承認した。
地政学的にインドの協力が欠かせないと、譲歩した。

(3/3ページ)

対中関係悪化が続く韓国の文在寅大統領は16日の演説で、
「(朝鮮半島の)南北が鉄道でつながるとき新たな
陸上・海上シルクロードが完成する」と強調。
協力姿勢もみせながらAIIBを利用し、北を巻き込んで
ユーラシア大陸に陸路からも“直結”するとの政治的な
野望をにじませた。

 (済州島 河崎真澄)

0 件のコメント:

コメントを投稿