2017年8月26日土曜日

民防空訓練の“チンタラ風景”

朝鮮日報だったか、小学生が校庭で綺麗に椅子に座り、座布団か何か
頭に載せ、~~~何だこれって思ったが、小学生は先生の云う事聴くが
大人は駄目だろう、韓国・朝鮮人だ、民族資質から考えればまともでは
ない。
15分だったか、20分か、ビルの陰でタバコでも吹かしてんだろ。

【黒田勝弘の緯度経度】
民防空訓練の“チンタラ風景”は豊かになった韓国の北に対する
余裕と自信の表れか 

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韓国で23日、北朝鮮との有事に備える「民防空訓練」が全国一斉に
行われた。
韓国は昔から「ミンバンウィ(民防衛)」といって民間(一般国民)を
対象にした有事訓練をやっているが、今回は北朝鮮をめぐる最近の
軍事的緊張を背景に、ミサイルなど空襲に備える「防空訓練」となった。

このところ北朝鮮をめぐっては韓国より日本の方がはるかに緊張感が
強い。
その結果、日本人の韓国旅行がまた減るという反応まで起きている。

そこで日本のテレビは待ってましたとばかり「防空訓練で緊張する
ソウル市民!」などと伝えたかもしれない。

防空訓練だからサイレンとともに市民はまず頑丈な建物や地下に
退避し、通行車両はすべてその場で停車しなければならない。
ところがこれを守ったのは都心のごく一部で、他のところでは人も車も
普段と変わらず平気で動いていた。緊張感のないことおびただしい。
学校などは日本の防災訓練の方がはるかにまじめで真剣である。

これでは国民の無防備ぶりと安保意識の欠如を内外に
さらすようなものでやらない方がよかったかも。
古くからのコリア・ウオッチャーにはむしろイラ立ちだし、装甲車が
走り回ったり軍服姿が街に立ったり国民も本気だった昔が懐かしい。

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ところで筆者は本モノの空襲警報を経験したことがある。
1983年8月7日の昼下がり。
北からミグ戦闘機が韓国に侵入してきたため警戒警報が発令されたのだ。

突然、サイレンが鳴り、テレビ・ラジオは臨時放送で
「ソウル、仁川、京畿一円で敵機が空襲中!」などとやった。
本モノの空襲警報は朝鮮戦争(1950~53年)以降これが
初めてでその後もない。

実際は中国空軍の亡命機が領空侵入してきたものだったが、
興奮(!)した当局者が放送で「これは訓練ではありません! 実際の
警戒警報です!」と繰り返し叫びながら、勢い余って
「敵が空襲中!」など誤報したほか「北のミグ戦闘機が21機も
侵入してきた!」と誤解した市民もいたりで大騒ぎとなった。

日曜で自宅にいた筆者は一瞬、「朝鮮戦争の際の北朝鮮軍の侵攻は
日曜だったな…」と思い出したが、記者としては何はともあれ
確認しなければと、あちこち電話をかけているうちに警報解除になった。

この本モノの空襲警報の後、国民の反応を探ったところ実に
興味深かった。
母親たちはとっさに「避難!」と思って残りご飯を弁当に詰め、
子供の服を着せ替え、後日の離散家族再会に備え子供の体の傷痕を
確認し、本人も手持ちの貴金属をすべて身に着けたり…。
もちろん当然ながらコメやラーメンを買いに走った人も。

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北に近い田舎では、近所のおばあちゃんに
「コンサンダン(共産党)がくるぞ! 早く家に帰れ!」と
どなられた子供が、ワーワー泣きながら走って帰ってきたという話も
聞いた。

これは当時すでに約30年たっていたが朝鮮戦争イメージである。
その後さらに30年以上たっているので、国民の有事感からは
朝鮮戦争型の「避難」という発想は確実に後退しているが。

今回の気の抜けたような民防空訓練の“チンタラ風景”は豊かに
なった韓国の北に対する余裕と自信の表れかもしれない。
その自信と余裕で今や世界の厄介者になっている同族、同胞の北朝鮮を
早く何とかしてほしい。

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