2018年3月13日火曜日

金正恩委員長は本当に核を放棄するのか

いや、廃棄はしないだろうよ、したとしてもその対価が
途轍もなく、法外か無理筋の要求だろうよ。
後一年も制裁が続けば北朝鮮何ぞ崩壊なのに、無人の慌土、
韓国はとても経済的に持つまいて、米国や日本は経済的には
支援なんぞはしないって・・・・・・・

【コラム】金正恩委員長は本当に核を放棄するのか(1)
2018年03月13日11時38分 [中央日報/中央日報日本語版]

金正恩委員長、トランプ大統領   韓半島(朝鮮半島)情勢が
急速に変化している。
あまりにも急激であり目がくらむほどだ。
不確かな要素がまだ多いが、ひとまず前向きに進んでいる。
予定通り来月末に南北首脳会談が開かれ、続いて歴史的な
米朝首脳会談までが実現すれば、韓半島情勢はさらに
揺れ動くと予想される。
首脳会談の結果によっては南北関係と米朝関係が重大な
分岐点を迎えるかもしれない。

平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)のモメンタムを
生かして韓半島に新しい局面を開いた
文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交力は高く
評価されるべきだろう。
国がすべき仕事が何であり、本当の外交がどういうものかを
見せている。
平和外交で南北対話の突破口を開いたのに続き、仲介外交で
米朝対話までも引き出した。
難しい国内外の環境の中でもハンドルを握り、冷静に根気強く取り組んだ文大統領の外交リーダーシップは称賛に値する。
評価すべきことは素直に評価しなければいけない。

国内保守勢力の非難を受けながらも文在寅政権は平昌五輪に
来た北朝鮮高官級代表団を手厚く接待し、対話の機会として
活用した。
支持率低下を覚悟して女子アイスホッケー南北合同チームも
貫徹させた。韓国哨戒艦「天安」爆沈の主犯と見なされた
北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)
労働党中央委員会副委員長の韓国訪問も批判を浴びながら
受け入れた。
それに応えて金正恩委員長も平壌(ピョンヤン)に行った
韓国の特使団を礼遇した。
機会があるたびに文大統領がトランプ大統領の寄与に
言及するのも評価できる。
称賛されて嫌な気分になる人はいない。
久々にスマートな外交を見ている感じだ。

韓国に優れた外交安保分野の人材がいることを確認したのも
大きな収穫だ。
文大統領は鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長、徐薫(ソ・フン)国家情報院長のような貫ろくのある人物を
抜てきし、信頼して後押しした。
彼らは東奔西走し、知恵と力を遺憾なく発揮している。
鄭義溶-徐薫コンビは金正恩委員長が明らかにした非核化の
意志をトランプ大統領に伝達し、米
朝首脳会談を受け入れるという破格的な結果を導き出した。
平壌(ピョンヤン)-ソウル-ワシントンに続いて
北京-東京-モスクワを訪れ、周辺強大国の支持を引き出す
周到綿密なところも見せている。

もちろんそれがすべてではない。
金正恩委員長が「新年の辞」で南北関係改善の意志と
平昌五輪への参加意思を明らかにしていなければ現在の
状況はなかったはずだ。
核・ミサイル挑発を続けていた金正恩委員長が挑発をやめて
対話局面で背を向けたのは、トランプ大統領が進めた
「最大圧力政策」の効果と見なければいけない。
韓国を通じて間接的に伝達された金正恩委員長の
非核化意志を信じて米朝首脳会談カードを直ちに受け入れた
トランプ大統領の「無謀」な決断も、局面の転換に決定的に
寄与した。文在寅政権の努力と能力に劣らず運も
伴ったと見るべきだろう。

【コラム】金正恩委員長は本当に核を放棄するのか(2)

問題の核心は金正恩委員長が明らかにした非核化だ。
金正恩委員長が本当に核を放棄する大決断をしたのか
どうかがカギだ。大変な苦労して開発した核を
金正恩委員長が素直に放棄するはずがないというのが
大多数の人々の判断だ。私も例外ではなかった。
ムアマル・カダフィやサダム・フセインの悲劇的な最期を
眺めながら、核兵器こそが自身と体制の安全を保障する
宝剣だと金正恩は確信したと考えた。しかし
今年に入って金正恩委員長が見せている予想外の動きの前で
その確信が揺れている。
ひょっとすると本当に核を放棄し、積極的な対話攻勢に
出てきたのかもしれないという考えが徐々に強まっている。
そうでなければどうやって大胆にもトランプ大統領に
1対1の対決を提案できるというのか。

もちろん金正恩委員長は世界最強大国の首脳と並んで立つ
場面だけで国内的に大きな宣伝効果を得ることができる。
しかしそれは副次的な問題だ。
重要なのは非核化だ。核問題で首脳会談がいかなる成果も
なく終われば、金正恩委員長は対外的に途方もない逆風を
受けるしかない。
非核化の意志が偽りや企みと判明する瞬間、金正恩委員長は
トランプ大統領の「炎と怒り」を避けられないだろう。
第2のカダフィとフセインになる覚悟をしなければいけない。金正恩委員長もそれを知らないはずはない。
にもかかわらずトランプ大統領に談判を提案したのは、
正常な国に進むために核を放棄する戦略的決断をした
ためだと見るのが妥当かもしれない。
正常な国に進むためには改革・開放が避けられない。それに
伴う政治的なリスク負担までもすでにすべて計算して
下した決断であることも考えられる。

首脳会談が負担になるのはトランプ大統領も同じだ。
北朝鮮との対話は時間の浪費と述べていたトランプ大統領は
いかなる準備と内部協議もなく突然、首脳会談カードを
受けた。
批判世論が強まると「大きな成功を得ることができる」と
言ってマイウェイを叫んでいる。
失敗する場合、トランプ大統領も逆風を覚悟しなければ
いけない。双方ともに首脳会談の成功は選択でなく必須だ。

  ペ・ミョンボク/コラムニスト/論説委員

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