2018年5月17日木曜日

ボルトンVS金桂寛は因縁の対決 北朝鮮、

やはり、鬱憤晴らしか、事前協議は米国主導で進んでいたんだ。
米国の云うとうりに成りたくない、プライド高い朝鮮人の
考えそうな事~~
北朝鮮も韓国の実情はしってる筈経済援助を受けても
借金だらけの国には成りたくないだろう。
南北朝鮮人は【頭を使い・体を使い汗を流す労働】を嫌い、
何らかの理由でせしめる事に試行錯誤する。しかしこれ
北の刈り上げの意思とは矛盾してるのでは・・・

ボルトンVS金桂寛は因縁の対決 北朝鮮、
米朝会談中止示唆の思惑は…

(1/3ページ)【激動 朝鮮半島】

北朝鮮の金桂寛外務次官(代表撮影)

北朝鮮は16日、南北閣僚級会談の中止を突然、通告し、
外務省高官の談話で「一方的核放棄」を迫るトランプ米政権に
強く反発して6月の米朝首脳会談の中止まで示唆した。
特にボルトン大統領補佐官の発言を持ち出して名指しで非難。
金正恩朝鮮労働党委員長がポンペオ国務長官と会談し、
「満足な合意を見た」とまで強調していたにもかかわらず、
態度を一変させた思惑はどこにあるのか。(ソウル 桜井紀雄)

ボルトン氏に拒否感

北朝鮮は金正日総書記時代の対米交渉のエキスパートである
金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官という“過去の人物”の談話の形でボルトン米大統領補佐官を集中攻撃した。

談話は、ボルトン氏が北朝鮮に先に核放棄を迫り、後に
補償する「リビア方式」に言及したことに
「大国に国を委ねて崩壊したリビアやイラクの運命を
尊厳高いわが国に強要しようとする不純な企てだ」と反発。
「核開発の初期段階にあったリビアを核保有国のわが国と
比べること自体が愚か極まりない」とした。

トランプ米大統領が古びた対北政策案に固執するなら
「歴代大統領よりさらに無残に失敗した大統領として名を
残すだろう」ともし「過去の失敗を繰り返さない」との
トランプ氏の持論を痛烈に皮肉りもした。

(2/3ページ)【激動 朝鮮半島】

核を持たずに独裁体制が倒された
「リビアやイラクの二の舞いにはならない」との教訓から
北朝鮮は核開発に邁進してきたとされる。
リビアを持ち出したボルトン氏の発言は許容範囲を超えたとの
警告を意味した。

「われわれはボルトンが何者か明らかにしており、今も彼への
拒否感を隠さない」とも指摘する。
ボルトン氏とは因縁があった。

北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議に参加するはずだった
ボルトン氏は2003年、金正日氏を
「暴君のような独裁者だ」と非難したことに北朝鮮は
「人間のくずだ」と激しく反発。協議の担当を外れた。

6カ国協議の北朝鮮の責任者を務めてきた金桂寛氏は
粘り強い交渉で知られた。
07年の金正日氏と韓国の盧武鉉大統領(当時)の首脳会談の
席では、核物質の申告に関し両首脳を前に
「敵対状況にある米国に申告などあり得るか」と声を荒らげ
強硬姿勢を見せた。

龍谷大の李相哲教授は
「米国との交渉を熟知している人物として金桂寛氏の右に出る
者はなく、米国の言うままには絶対、妥協しないとの
メッセージだ」と分析。
過去の反発同様、「ボルトン氏を外せ」との圧力と
みられるともし、交渉の難航を予測する。

(3/3ページ)【激動 朝鮮半島】

北朝鮮側の交渉責任者の金英哲朝鮮労働党副委員長とも
会談したポンペオ国務長官は、非核化で得られる経済的利点などを強調し、北朝鮮に肯定的シグナルを送ってきた。
今後は米朝の“柔軟な顔”をポンペオ、金英哲両氏が、
“強硬な顔”をボルトン、金桂寛両氏が担うという二枚看板で
熾烈な外交戦が展開される可能性がある。

豚肉で祝杯… 国内の「統一熱」を冷ます狙いも

北朝鮮が南北閣僚級会談の中止の理由として米韓の共同訓練を
挙げたのは、B52戦略爆撃機が参加するとされていたことが
背景にあると指摘される。北朝鮮はこれまで、核を搭載できる
米戦略兵器の朝鮮半島展開に激しく反発してきた。

韓国・東国(トングク)大学の高有煥(コ・ユファン)教授は
「北朝鮮が実施を容認したのは4月に延期した合同演習であり、今回の爆撃機動員を軍事的威嚇とみなし、不満を示した」と
指摘。
「米国が行動で誠意を示すか試した形だ」と分析する。
聯合ニュースは16日、米軍が同爆撃機の投入を見送る
方針だと報じた。

会談中止は国内向けメッセージだとの見方もある。
内部協力者と北朝鮮国内の取材を進めるアジアプレスの
石丸次郎氏によると、南北首脳会談後の4月末、北部の複数の
都市で、経済難でめったに食べない豚肉を買って祝杯を挙げる
住民が相次いだという。石丸氏は
「韓国から支援を得られれば、暮らしが良くなるとの
渇望の表れだ」とみる。

ただ、統一熱が高まりすぎれば、住民統制に緩みが生じる。
関西大の李英和(リ・ヨンファ)教授は「会談中止は
行き過ぎた統一熱を冷却させる国内向けメッセージの
側面もある」と分析する。

会談では、鉄道の南北連結問題や山林再生事業の協議も
見込まれていた。石丸氏は、韓国ペースでの協議の進展が
速すぎたと指摘。
「北朝鮮国内への影響を考え統制しながら進める」ため、
会談を仕切り直す必要があったとの見方を示した。

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