2018年6月17日日曜日

中国は堆積物を新たな根拠に大陸棚バトル… 海保「データ精度で負けられない」

このEEZ問題は国際海洋法に従えば、まともに解釈すれば、
すぐに解決される問題だが、あの中華や韓国にすれば、日本に
比べ許されない問題なんだろう。
日本は周りを四方海に囲まれ、西側だけ、鬱としい隣国と国境を
接する処にだけトラブルを抱えている。
日本は国土は小さいが広大な領海とEEZを持つ、其れが隣国に
しては許されないと思ってるのかも・・・・・

中国は堆積物を新たな根拠に大陸棚バトル…
海保「データ精度で負けられない」 
 
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海上保安庁は大陸棚延長をめぐる中国の主張に対し、新たな
測定機器の導入で対抗に乗り出した。
日本政府は中国が繰り返す無許可海洋調査を警戒、海保には
「海底地形のデータ精度では負けられない」との思いがある。
ただ、中国側は自国の陸地から流れ込んだ堆積物を主張の
補強材料にしようとする新たな動きも見せている。

中国と韓国は2012(平成24)年、
排他的経済水域(EEZ)の基準となる地理的中間線を大幅に
越えた、沖縄トラフ東側の日本の領海付近までを自国の
大陸棚として設定するよう「国連大陸棚限界委員会」に延長を
申請。
国連海洋法条約に基づいて設置された同委員会が勧告すれば
大陸棚延長が国際的に認められることになる。

日本政府は「大陸棚延長の前段階である日本と中韓との
海洋境界は画定していない」として反対の立場を表明。
中韓の申請は同委員会で審査されない見通しだが、日本政府は
両国の主張に対応するため科学的調査データを
収集・整備する必要があるとしている。

一方で、中国が沖縄トラフ周辺の日本のEEZ内で継続する
無許可海洋調査は、このような現状を打開しようとする動きと
される。
海保は平成25~29年の5年間にEEZ内で中国の
無許可調査を67件確認。
30年に入っても4月に東シナ海で1件実施しており、
25年以降で計4件だった韓国を大幅に上回っている。

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海保の巡視船は、中国の調査船が最近の調査で採泥器を海中に
投入、30分に1回程度引き上げて海底の泥を採取して
いることを確認している。
政府関係者らは資源探査目的に加え、泥の地質を分析して、
中国大陸から東シナ海に注ぐ長江などの河川から流れ込んだ
砂かどうかを調べているとの見方を強めている。

大陸棚の延長をめぐって中国側はこれまで、沖縄トラフ付近で
大陸から延びる地殻がマグマなどによって途切れていることを
主張の根拠としてきた。
「自国の砂が沖縄トラフ周辺まで流れ込んでいる」ことを
新たな根拠とするため、調査を加速化させる恐れがあり、
日本政府として予断を許さない状況が続いている。(川畑仁志)

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