2018年7月23日月曜日

1990年代の日本より深刻化する韓国の不況

どうしました韓国よ、韓国が日本と同じ不況に陥るとな、
そりゃ、違うだろ、日本は資産を貯め込んだ、そのおかげで
失われた20年も耐える事が出来た、証拠はGDPに
変化無く不動の二位を維持できたこと。今は債務なしの
世界一の債権国家だ。
 
1990年代の日本より深刻化する韓国の不況

高齢化、民間所得の伸びなど韓国経済の指標が日本の
長期不況初期の1990年代と似た傾向を示し、
「日本よりもひどい停滞を経験するのではないか」との指摘が
経済専門家の間でささやかれている。
青年層の失業率、高齢者の資産、負債の質などが当時の
日本より劣るためだ。

日本の長期不況のシグナルは民間消費の急激な減速だった。1980年代に年平均3.6%だった民間消費の伸び率は1990年代には1.9%に低下した。韓国も同様だ。
2000-07年には年平均4.3%だったが、その後は2.2%だ。
昨年には2.6%に回復したが、海外支出を除くと1.6%に
とどまった。1990年代の日本を下回る数値だ。

(1)日本の長期不況時より申告な青年の失業

内需の危機は青年層、高齢層の双方で同時に進んでいる。
青年層では就職難が出発点になる。
昨年の韓国の青年失業率は9.5%で、5月には同月としては
過去最悪の10.5%を記録した。
1990年代の日本の青年失業率は5-6%だった。日本は
高齢化社会を迎えた1994年を基準にすると4.8%にとどまった。延世大の成太胤(ソン・テユン)教授は
「青年の就職は、その後に自動車を購入し、結婚し、
マイホームを買うという内需の出発点だ。
韓国の青年はスタートすらまともにできていない」と指摘した。早稲田大の深川由起子教授は
「韓国は日本よりも早く、もっと深刻な形で若者が高い
失業率のせいで希望を失う」との見方を示した。

1990年代の日本ではユニクロや100円ショップのような
低価格の生活必需品店が急成長した。
韓国も同様だ。1000-3000ウォン(98-294円)の商品を
主に扱うダイソーは、2017年に前年比26%増の
1兆6457億ウォンを売り上げるなど毎年業績を伸ばしている。
そうした消費パターンの中心が青年層だ。
深川教授は「若い層が自動車や住宅など規模が大きな消費を
避け、低価格の商品だけを購入するのは、内需低迷が
日本のように長期化するシグナルだ。
最近の急激な最低賃金引き上げはアルバイトの働き口まで
減少させ、状況をさらに悪化させることになる」と分析した。

(2)高齢者の保有現金、日本の半分以下

高齢者の事情はさらに深刻だ。
増加する韓国の高齢者人口の多くは貧困層に転落している。
今年第1四半期を基準として、所得下位20%の世帯主の
平均年齢は62.6歳で、世帯全体の平均52.4歳より10歳も上だ。

使える資金は乏しい。高齢者世帯の資産にしめる
現金・預金など金融資産の割合は韓国が18.8%、
日本が41.5%(2014年現在)で、
韓国は日本の半分にも満たない。
韓国銀行調査局アジア太平洋経済チームは
「日本は人口に占める割合が高まった高齢者が消費を
主導しているのに対し、韓国の高齢者層は所得水準も低く、
当面使える現金資産も不足している。
今後消費余力が低下する可能性に備えなければならない」と
指摘した。
資産が不動産に集中している状況で、日本のように
不動産バブル崩壊が起きれば、致命的な打撃となる。
未来アセット大宇の韓相春(ハン・サンチュン)副社長は
「韓国はマンション価格の騰落が消費支出の変化に与える
度合いが日本の2.3倍に達する。
政府は不動産市場をソフトランディングさせ、利上げ問題を
慎重に扱うべきだ」と提言した。

(3)日本よりもはるかに深刻な家計債務

負債問題も深刻だ。
日本は企業債務が1990年に国内総生産(GDP)の140%まで
上昇した。

昨年7-9月期時点で韓国の企業債務の対GDP比は99.4%で
当時の日本よりは低い。一方、
韓国は家計債務が大きな問題だ。家計債務の対GDP比は
昨年7-9月期に94.4%だった。
日本の場合は1994年が84%で、以降90%を超えたことがない。

LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は
「日本は巨額の企業債務が資産バブル崩壊と同時に弾け、
その後の企業破綻が家計にも影響を与えた。一方、
韓国は家計債務の比率が高く、バブルが崩壊すれば、直ちに
家計を直撃し、消費が低迷する。潜在的リスクはもっと大きい」と警告した。

明知大のクォン・デジュン教授は
「日本のバブル崩壊は政府の急激な金利引き上げと厳しい
不動産規制が重なったことで起きた。
住宅価格の安定が重要なことは確かだが、日本を
反面教師として、ソフトランディングに努める必要がある」との意見だ。

張祥鎮(チャン・サンジン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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