2018年9月20日木曜日

事実上の“南北終戦宣言” 米韓同盟関係に影響も

これで日本も覚悟を決めなければまるまいて、北朝鮮のあの長射砲が
ずらりとならぶなど想像はできないが・・・
だけど、朝鮮民族、去年の11月までの事考えると今のこの状況は
信じられない

事実上の“南北終戦宣言” 米韓同盟関係に影響も
 
(1/2ページ)【南北会談】

【ソウル=名村隆寛】

北朝鮮の平壌で19日に行われた南北首脳会談の後、
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「朝鮮半島の全地域で
戦争を起こさせるあらゆる脅威をなくすことで南北は合意した」と
断言した。
北朝鮮が米国に求めている朝鮮戦争終戦宣言を事実上、南北同士で
合意し、“南北終戦”を宣言したかたちだ。

南北首脳が合意した「9月平壌共同宣言」については、
韓国大統領府の尹永燦(ユン・ヨンチャン)首席秘書官が19日の
記者会見で「朝鮮半島の戦争状態を越え『実質的な終戦』を宣言し、
平和に基づき共同繁栄に向かう具体的な実践策を提示した」と
評価している。

共同宣言では、1992年発効の「南北基本合意書」で設置を
定めつつも、運用されていない「南北軍事共同委員会」を早期に
稼働し、偶発的衝突防止に向け軍事当局間で緊密に協議することで
合意した。

また、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相と北朝鮮の
努光鉄(ノ・グァンチョル)人民武力相が署名した
「板門店(パンムンジョム)宣言の履行に向けた
軍事分野合意書」では、地上、海上、空中などあらゆる空間で
軍事的緊張と衝突の原因となる、相手への敵対行為を
全面中止することが盛り込まれた。

合意では「相手地域を攻撃、占領しない」とし、相手側を念頭に
置いた大規模軍事演習や武力増強、封鎖・遮断、航行妨害、
偵察行為の中止などは南北軍事共同委員会で協議するとした。

(2/2ページ)【南北会談】

今年11月1日からは、軍事境界線付近での軍事訓練や演習が
南北双方で中止となる。軍事境界線から5キロ以内での
砲兵射撃訓練と連隊級以上の野外機動訓練は全面中止。黄海と
日本海の定められた海域での砲射撃、海上機動訓練も中止。
海岸砲と艦砲の砲口・砲を覆い、砲門を封鎖する。

また、空中では、軍事境界線の東西上空に設定された
飛行禁止区域内で、固定翼機の空対地誘導兵器による射撃など、
実弾射撃を伴う戦術訓練が禁じられる。

6月の米朝首脳会談を受け、米韓は合同演習を行っていない。
合意には明記されてはいないものの、米韓合同軍事演習の中止を
含んでいるのも同然だ。

北朝鮮は長年、米韓演習に強く反発している。
同時に念願として、在韓米軍の韓国からの撤退を要求し続けている。
韓国自らが認めた「南北終戦宣言」は、今後の米韓同盟関係や
北東アジアの軍事情勢に影響を及ぼすものとみられる。

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