2018年10月4日木曜日

科学分野でノーベル賞受賞者多数輩出、日本の秘訣は何か

世界中で韓国の『ノーベル症』狂いはとくと知られているらしい。
今回も9月の中頃から米国の予想会社に13人上がったとか、
論文非引用が今までのノーベル賞受賞者の数倍になる学者が
6人いるとか話題に事欠かなかったがいまや、日本に学べか・・・
大学教授が、竹島や慰安婦や徴用工や旭日旗に奔走していては永遠に
ノーベル賞はとれまいて~~
 
【寄稿】科学分野でノーベル賞受賞者多数輩出、日本の秘訣は何か
【編集部注】本稿はノーベル医学・生理学賞受賞者発表前、
  本紙朝刊1日付記事です。

自然科学分野における日本人のノーベル賞受賞者は主に大学の研究者が多い。
東京大学、京都大学、名古屋大学をはじめ、地方の国立大学も
科学分野のノーベル賞受賞者を輩出している。
筆者はこれまで40年にわたり名古屋大学や東京大学などで実験や
研究を行い、非常に価値ある経験を積んできた。

つい先日、6人のノーベル賞受賞者を輩出した名古屋大学を再び
訪問した。
2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治教授の業績をたたえる
野依記念物質科学研究館や坂田・平田ホールにはノーベル賞受賞者の
紹介と共に、関連する研究ジャーナルなどが展示されている。

韓国とよく似たDNAと文化を持つ日本が科学分野で22人もの
ノーベル賞受賞者を輩出した秘訣(ひけつ)は何か。
まず日本は第2次世界大戦以降、政府が一貫して実験施設に投資し、
科学研究への支援を長期にわたり続けた。
大学における基礎科学研究分野の野心に満ちた
CoE(センター・オブ・エクセレンス、Center of Excellence)が
その代表だ。
師匠と弟子がノーベル賞を受賞したスーパーカミオカンデのような
特殊な実験施設には、日本政府も巨額の投資を行っている。

研究を行う文化や環境にも独特なものがある。
大学のキャンパスにある散策路を歩けば、昆虫や植物、鉱物を
観察しながら独自の発想ができる。
多くの研究者が定年退職後も研究を続け、職人のような気構えと
徒弟式の研究室運営により、経験豊かな教授から若い研究者や
大学院生へと続く縦のつながりもしっかりしている。
大学で行われる実験は驚くほど基礎と原理を重視し、研究者も学生も
外から見ているとばかに見えるほど研究に没頭している。
東京大学本郷キャンパスには24時間営業のコンビニエンスストアが
2カ所あり、いずれも繁盛しているが、それは
週末や休日も研究者や学生が研究に没頭しているからだ。

韓国の大学における基礎科学分野の研究は、財政事情故に施設面、
環境面、研究資源などどれも不十分だ。
大学に対する実験施設の支援はもちろん、研究そのものへの支援にも
国や政府としてもっと力を入れなければならない。
研究者が実験室で存分に研究に没頭できるようにするには、政府に
よる政策面での配慮、施設、研究文化造成に向けた支援が必要だ。
ノーベル賞を受賞できない基礎科学研究不振の原因を今からでも
韓国自らしっかりと見極め、中長期的な政策と対策を立てそれを
実行に移していかねばならない。

キム・ギュハン梨花大学科学教育学科名誉教授
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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