宣教師が朝鮮人の最大の不幸は彼らに文化・文明をもたらすことと
かの英国イザベラ・バード女史は朝鮮人の潜在能力を高く評価して
いたが、それには朝鮮人が朝鮮人を教育するのではなく、まずは他国の
教育者でと、今年で74年か今では李朝末期にもどってしまったが・・
韓国には約束と言う概念がなかったはず、言葉が無いのだから
【朝鮮半島を読む】韓国はなぜ約束守れない
「遡及法」がまかり通る国
2019.1.20 01:00プレミアム 激動 朝鮮半島
韓国徴用工訴訟で新日鉄住金に賠償を命じた判決が確定し、記者会見する原告の男性(中央)と支援者ら=2018年10月、ソウル(共同)
「韓国は歴史を書き換えるので気をつけないといけない」。
韓国の大学で歴史学を学んでいた日本人留学生から以前、聞いた話だ。
小倉紀蔵(おぐら・きぞう)京都大教授によれば、日本と韓国とでは
歴史観がだいぶ違うという。
小倉氏は「なぜ日本人は過去の糾弾をしないのかということを
韓国人はよくいう。
過去の糾弾というのは、儒教的な意味でいえば
毀誉褒貶(きよほうへん)の『春秋の筆法』によって、
どれが悪くて、どれが善かったという、
必ず善悪の価値を付けて歴史を描くことをいう。
そういう歴史観こそが文明だと思っている」
(「心で知る、韓国」)と指摘する。
歴史の「立て直し」
春秋の筆法という言葉は、中国の孔子の編集による歴史書『春秋』に
由来する。
韓国でよく耳にする言葉に「ヨクサ パロ セウギ」というのが
あるが、直訳すると
「歴史の立て直し」だ。韓国版「春秋の筆法」といえるかもしれない。
埋もれた真実を探り出すという側面もあるが、政権が代わると
自分たちの都合のいいように歴史を書き換えるという面もある。
「歴史の立て直し」は日本人にはなかなか理解しづらいが、
それ以上に驚かされるのが、過去に日韓間で結ばれた合意や協定が
事実上“反故”にされることだ。
慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意に基づき設立された
「和解・癒やし財団」の解散問題やいわゆる徴用工訴訟の
最高裁判決がそれだ。
「約束を守ることが正しい」とする日本人には到底許されない。だが、くだんの知人によれば、韓国人は約束を守ることよりも、その約束が
韓国語でいう「オルバルダ(正しい)」かを重視する。韓国人は、
この「オルバルダ」を基準に歴史もみているという。
ソウル在住の通訳者に聞いたところ、「オルバルダ」は
「道徳的に正しい」「人間として正しい」といったニュアンスが
あるという。
韓国人にとって、朝鮮半島の統治をはじめ元慰安婦や元徴用工の問題は「日本が人間として正しくないことをした」ために起きたと
いうことが大前提にある。
そこに「歴史の立て直し」が加わり、韓国には1910年に
締結された日韓併合条約も、65年に結ばれた日韓基本条約も
「無効」という考え方がある。
知日派の嘆き「出番ない」
さらに韓国では法そのものに対する考え方が、日本人の常識とは
ずれている。
韓国の場合、法を遡及して適用されることがよくある。
他の法治国家ではあまりみられないことだ。
韓国では実際、新たに制定された法律により、2人の大統領経験者が
過去の事件で投獄されている。
80年5月に韓国南西部の光州で、軍が民主化を求める学生らを
武力鎮圧した責任者を処罰するため、95年に
「5・18民主化運動などに関する特例法」が制定された。
同法により、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)
両元大統領が逮捕された。
これも当時の金泳三(キム・ヨンサム)政権下で行われた
「歴史の立て直し」の一環だ。
こうした韓国の持つ特殊性から、韓国ソウル市立大学の
鄭在貞(チョン・ジェジョン)名誉教授は今後の日韓関係に悲観的だ。
「日韓関係はこれまで65年体制の中で対話によって解決が
図られてきた。しかし、
昨年10月に徴用工訴訟をめぐる最高裁判決が出て以降、法廷闘争の
様相を呈している現在、われわれ(知日派)の出番はなく、
ただ見守るしかない」
(編集委員 水沼啓子)
◇
韓国、北朝鮮関連のニュースをみていると、
「どうして?」
「そんなことが許されるの?」といった突っ込みが思わず口から
こぼれていることがある。日本人の常識や理解をはるかに
越えているためだ。
欧米諸国と比べると、韓国や北朝鮮の人々はその外見だけでなく、
文化的にも近いせいか、日本と同じ価値観を共有していると
錯覚してしまう。
そのことが逆に日本人をいらだたせたり、あきれさせたりして
いるようだ。
ただよくみると、日本とは異なる伝統や価値観、歴史観を持っており、彼らはそれに従っているだけ、ということがわかる。
朝鮮半島で起きるさまざまな事象や現象を、過去の歴史や
文化的背景などをひもときながら解読したい。
かの英国イザベラ・バード女史は朝鮮人の潜在能力を高く評価して
いたが、それには朝鮮人が朝鮮人を教育するのではなく、まずは他国の
教育者でと、今年で74年か今では李朝末期にもどってしまったが・・
韓国には約束と言う概念がなかったはず、言葉が無いのだから
【朝鮮半島を読む】韓国はなぜ約束守れない
「遡及法」がまかり通る国
2019.1.20 01:00プレミアム 激動 朝鮮半島
韓国徴用工訴訟で新日鉄住金に賠償を命じた判決が確定し、記者会見する原告の男性(中央)と支援者ら=2018年10月、ソウル(共同)
「韓国は歴史を書き換えるので気をつけないといけない」。
韓国の大学で歴史学を学んでいた日本人留学生から以前、聞いた話だ。
小倉紀蔵(おぐら・きぞう)京都大教授によれば、日本と韓国とでは
歴史観がだいぶ違うという。
小倉氏は「なぜ日本人は過去の糾弾をしないのかということを
韓国人はよくいう。
過去の糾弾というのは、儒教的な意味でいえば
毀誉褒貶(きよほうへん)の『春秋の筆法』によって、
どれが悪くて、どれが善かったという、
必ず善悪の価値を付けて歴史を描くことをいう。
そういう歴史観こそが文明だと思っている」
(「心で知る、韓国」)と指摘する。
歴史の「立て直し」
春秋の筆法という言葉は、中国の孔子の編集による歴史書『春秋』に
由来する。
韓国でよく耳にする言葉に「ヨクサ パロ セウギ」というのが
あるが、直訳すると
「歴史の立て直し」だ。韓国版「春秋の筆法」といえるかもしれない。
埋もれた真実を探り出すという側面もあるが、政権が代わると
自分たちの都合のいいように歴史を書き換えるという面もある。
「歴史の立て直し」は日本人にはなかなか理解しづらいが、
それ以上に驚かされるのが、過去に日韓間で結ばれた合意や協定が
事実上“反故”にされることだ。
慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意に基づき設立された
「和解・癒やし財団」の解散問題やいわゆる徴用工訴訟の
最高裁判決がそれだ。
「約束を守ることが正しい」とする日本人には到底許されない。だが、くだんの知人によれば、韓国人は約束を守ることよりも、その約束が
韓国語でいう「オルバルダ(正しい)」かを重視する。韓国人は、
この「オルバルダ」を基準に歴史もみているという。
ソウル在住の通訳者に聞いたところ、「オルバルダ」は
「道徳的に正しい」「人間として正しい」といったニュアンスが
あるという。
韓国人にとって、朝鮮半島の統治をはじめ元慰安婦や元徴用工の問題は「日本が人間として正しくないことをした」ために起きたと
いうことが大前提にある。
そこに「歴史の立て直し」が加わり、韓国には1910年に
締結された日韓併合条約も、65年に結ばれた日韓基本条約も
「無効」という考え方がある。
知日派の嘆き「出番ない」
さらに韓国では法そのものに対する考え方が、日本人の常識とは
ずれている。
韓国の場合、法を遡及して適用されることがよくある。
他の法治国家ではあまりみられないことだ。
韓国では実際、新たに制定された法律により、2人の大統領経験者が
過去の事件で投獄されている。
80年5月に韓国南西部の光州で、軍が民主化を求める学生らを
武力鎮圧した責任者を処罰するため、95年に
「5・18民主化運動などに関する特例法」が制定された。
同法により、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)
両元大統領が逮捕された。
これも当時の金泳三(キム・ヨンサム)政権下で行われた
「歴史の立て直し」の一環だ。
こうした韓国の持つ特殊性から、韓国ソウル市立大学の
鄭在貞(チョン・ジェジョン)名誉教授は今後の日韓関係に悲観的だ。
「日韓関係はこれまで65年体制の中で対話によって解決が
図られてきた。しかし、
昨年10月に徴用工訴訟をめぐる最高裁判決が出て以降、法廷闘争の
様相を呈している現在、われわれ(知日派)の出番はなく、
ただ見守るしかない」
(編集委員 水沼啓子)
◇
韓国、北朝鮮関連のニュースをみていると、
「どうして?」
「そんなことが許されるの?」といった突っ込みが思わず口から
こぼれていることがある。日本人の常識や理解をはるかに
越えているためだ。
欧米諸国と比べると、韓国や北朝鮮の人々はその外見だけでなく、
文化的にも近いせいか、日本と同じ価値観を共有していると
錯覚してしまう。
そのことが逆に日本人をいらだたせたり、あきれさせたりして
いるようだ。
ただよくみると、日本とは異なる伝統や価値観、歴史観を持っており、彼らはそれに従っているだけ、ということがわかる。
朝鮮半島で起きるさまざまな事象や現象を、過去の歴史や
文化的背景などをひもときながら解読したい。
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