2019年2月20日水曜日

判決不服会見、完全に理性を失った韓国与党

韓国のこの事案、共に民主党には大ブーメランだろう。
政権与党になって、中傷されたから告訴したら身内の汚点が
あぶりだされた。
予想もしてなかったのだろうが、一つヘマやれば次々とヘマやらかす。
それが朝鮮人気質、救いようが無い、哀しみの民族。



【社説】

韓国与党・共に民主党は19日に記者団に対し、
金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事に対する一審判決の内容を
分析した結果について説明した。
説明の様子は同党のユーチューブチャンネルでもライブ中継された。
判決に対して不服があれば、できるだけ裁判の当事者が公の法廷で申し

立てをするのが本来あるべきやり方だが、もちろん
当事者以外でも自由に行うことはできる。ただしいかなる場合であれ
証拠と法律を根拠に法理に基づいた意見を提示するもので
なければならない。
ところが19日に行われた共に民主党による金知事への判決不服会見は
そのどちらでもなかった。
口では「判決文の分析」などとうたっているが、実際は裁判への
介入であり判決への不服表明に他ならないものだった。

共に民主党による判決分析には
「一審の裁判長は直接の物証なしにドルイドキングによる
捏造(ねつぞう)された陳述だけを信じ、金知事を法廷で拘束した」と
主張している。
判決文をしっかりと読めば絶対にあり得ない主張だ。
裁判長もドルイドキング側の証言のうち、一部については
信ぴょう性が低いことを認めている。ところがこれはあくまで
枝葉末節の部分であり
「客観的な物証の裏付けがある陳述や状況は排斥できない」と
裁判長は指摘した。
とりわけ金知事が有罪か無罪かを判断する決め手となった
キングクラブ(ネットでのコメント捏造プログラム)の
デモンストレーション、そしてその承認のプロセスに関する
ドルイドキングの陳述は一貫しており、その後に確認された
キングクラブのログ記録(アクセス記録)とも正確に一致していた。
しかもそれは陳述が先に行われ、その上で客観的な物証が後から
確認された。
共に民主党はこの陳述のどこが捏造だというのか。

裁判長は、金知事とドルイドキングが、シグナルなど
セキュリティー機能の付いたメッセンジャープログラムで極秘に
情報のやりとりを行ったことを取り上げ、これを「共謀の証拠」と
指摘した。金知事が受信したメッセージは開かないと
削除できない機能があるため、それだけでメッセージを確認した
証拠になるというのだ。



これに対して共に民主党は「送られたメッセージは確認しなくても
自動的に削除される」として「立証不足」と主張している。今
「受信したメッセージ」が問題であるにもかかわらず、共に民主党は
「送ったメッセージ」について話をしているのだ。
共に民主党はキングクラブのデモンストレーションや承認についても
「第3の人物による証言が必要」と主張している。
デモンストレーションの場所には金知事とドルイドキングの
二人しかいなかったのに、どうやって第三者が
証言できるというのか。ただの強弁にすぎない。

共に民主党は地域ごとに配分される予算に関する最初の協議を
慶尚南道庁で行ったが、これもその意図が透けて見える。
共に民主党は協議の席で5兆ウォン(約5000億円)の支援を行う
意向を伝えた。
「支援を受けたければ、金知事釈放の運動でもやれ」という意味だ。
共に民主党のイ・ヘチャン代表は裁判所に対して金知事保釈の圧力を
加えているが、19日には「(司法行政権乱用と関連して)
裁判官弾劾の準備を全て終えた」と発言した。
完全な脅迫に他ならない。
ネットでは今から二審の裁判長に対する個人攻撃や「裁判長交代」の
請願が始まっている。
文字通り「理性を失った」としか言いようがない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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