2019年4月14日日曜日

無策ぶり、逆に示した正恩氏 「年末まで」米に通告した本音

え~エ、北朝鮮まだ今年一杯もつのか、それとも、持たせるのか
今年、一杯ならば、米国は取り合ってる暇は無いだろうよ。
まァ、来年だろう、今年、来年の予定に組み込まれるかどうかだ・・



金正恩氏が「今年末まで勇断待つ」と米に通告、国会で初の施政演説
2019.4.13 11:19国際朝鮮半島

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(新華社=共同)

【ソウル=桜井紀雄】

北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、金正恩(キム・ジョンウン)
朝鮮労働党委員長が12日に国会に当たる最高人民会議で施政演説を
行ったと報じた。
金正恩氏は、2月末にハノイで物別れに終わった米朝首脳再会談を
めぐって米国が一方的な要求をしたと非難。
「今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待つ」と警告し、
トランプ米政権に再考を迫った。

トランプ大統領とは「依然、素晴らしい関係を維持している」とも
述べ、米側が北朝鮮と「共有できる方法」を提案する条件なら
首脳会談を「もう一度は行う用意がある」と表明した。

ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の最高指導者による
最高人民会議での施政演説は、金日成(キム・イルソン)主席の
1990年5月の演説以来となる。
崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が3月、記者会見で
金正恩氏自ら今後の方針を表明すると予告していた。

金正恩氏は「一切の譲歩も妥協もしない」と強調し、
「制裁解除のために米国との首脳会談に執着する必要はないと
思うことになる」とも語った。
トランプ氏が求めた完全非核化のための一括妥結を拒否、会談離脱を
示唆しつつ、限定的非核化措置と交換に主要制裁を解除する自らの
要求をのむよう突き付けた形だ。

米朝の「仲介役」に意欲を示す韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に

対しては「仲裁者」ではなく、「民族の利益を擁護する当事者」と
なって行動で誠意を見せるよう求めた。

国民には、米国との対峙(たいじ)が長期化し
「敵対勢力の制裁も続くだろう」と指摘。
制裁を「自立・自力の熱風で一掃すべきだ」と自力更生で
乗り切るよう求めた。

最高人民会議は12日に閉会した。金正恩氏は、北朝鮮と友好的に
接する全ての国と関係を強化するとも述べたが、
日本に関する言及はなかった。




無策ぶり、逆に示した正恩氏 「年末まで」米に通告した本音
2019.4.13

金正恩氏の国務委員長再任を祝う大会で、拍手する
朝鮮人民軍の兵士=13日、平壌の金日成広場(共同)
【ソウル=桜井紀雄】

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、
国会に当たる最高人民会議で初の施政演説を行った。
2月末にハノイで物別れに終わった米朝首脳再会談で、米国が
「実現不可能」な案を要求したと批判し、
「今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待つ」と通告した。

3回目の会談の期限を「今年末」に区切ってトランプ米政権に再考を
迫ったが、来年までに制裁解除の道筋を描けなければ、経済への
打撃が深刻化するとの本音も透けてみえる。

「米国はわれわれと対座して問題を解決していく準備ができておらず、

明確な方向も方法論もなかった」

金正恩氏は、2月末のハノイでの首脳会談で完全な核廃棄に向けた
一括妥結を迫った米側をこう批判した。
会談で「あなたは合意する準備ができていない」と告げて席を立った
トランプ大統領への意趣返しだ。

米側が現在の交渉方法にこだわるなら
「問題解決の展望は暗く、極めて危険だ」と警告し、譲歩すべきは
米側との立場を固持した。

演説の原稿は50分弱に相当する。
国会で施政演説をする欧米の国家リーダーにならい、
「立法府を尊重する先進国家」だと内外に印象づける狙いとみられる。

施政演説を行ってきた金日成(キム・イルソン)主席をまね、祖父の
威光を借りる思惑ものぞく。

核・ミサイル開発に踏み込む言及は避け、米国への刺激も抑えた。
一方で、米国は北朝鮮の核武装力の発展を恐れて会談に応じたと
説明した。
米国は先に北朝鮮を武装解除させ、後に体制を転覆させる
野望があるとも主張した。

トランプ政権は、北朝鮮が制裁に耐えきれずに会談に応じたと
みているが、北朝鮮国民を前に最高指導者が理由は制裁だと
認めるはずはなく、前提からして両国には認識の落差がある。

だが、北朝鮮は保有する外貨を取り崩して経済の安定を
保っているのが内実とされ、
「来年にも外貨が底を突く可能性がある」と分析する韓国の
専門家もいる。
来年は国家経済発展計画の「5カ年戦略」の最終年にも当たる。
計画未達成はおろか、著しい経済の悪化を招けば、幹部や住民の
不満が噴出しかねず、来年までに制裁緩和のメドをつける必要に
迫られている。

金正恩氏は施政演説で、米国との対峙(たいじ)が長期化し、
「敵対勢力の制裁も続くだろう」と指摘。制裁を
「自立・自力の熱風で一掃すべきだ」と国民に対し、苦境を
乗り切るよう訴えた。
若き指導者の権威を高めるはずの施政演説は、皮肉にも無策ぶりを
際立たせる結果となったようだ。

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