2019年5月22日水曜日

ウォン安進行、韓国経済の体力を過信するな

韓国に経済体力があるのか、あればこのような通貨安で危機なんぞ
起きない。
体力が無いからこそおきるのだろう。
自力で持ち直したみたいな事言うんじゃないよ、今回は日本が絶対に
助けないと投資家は確信してるんだ。
昨日は1193ウォンから1191ウォンに、そして1194ウォンに
今日はまだ1194ウォンだ。



【社説】ウォン安進行、韓国経済の体力を過信するな

ウォンの対ドル相場が短期間に下落し、1ドル=1200ウォンが目前に
迫った。
2年4カ月ぶりのウォン安水準だ。20日には経済副首相が
「金融市場に行き過ぎた偏りがあれば、適切な措置を通じ、市場の
安定を維持していく」と口先介入し、ウォン相場は前日比
1.5ウォンのウォン高となる1194.20ウォンで取引を終えた。しかし、
米中対立が続き、輸出と企業業績が低迷する中、為替相場が早期に
安定するのは難しいとみられている。

ウォンの価値は1カ月で2.9%も下落した。主要新興国10通貨で
韓国よりも通貨価値が下落したのはトルコとアルゼンチンぐらいだ。
ウォン安による為替差損を懸念した外国人投資家が8営業日連続で
韓国株を売り、1兆7258億ウォン(約1600億円)を売り越した結果、
韓国総合株価指数(KOSPI)は7%近く下落した。

為替相場はさまざまな要素で変動するので、過敏な反応を示す
必要はない。
問題は為替相場そのものではなく、為替相場に反映される国の
経済体力だ。
韓国は米中貿易戦争の影響で大きな影響を受けることが避けられない。また、生産、投資、輸出、雇用など主な経済指標に赤信号が
ともっている。
1-3月期がマイナス成長となり、輸出が6カ月連続減少し、韓国の
上場企業の1-3月の営業利益は前年同期を37%も下回った。
それが株価と為替相場に反映されているのだ。

韓国が世界的な金融危機の際、一時的なウォン安からすぐに安定を
取り戻したのは経済体力と財政の健全性のおかげだった。

韓国のような中規模開放経済の司令塔は常に緊張感を持ち、
世界経済と金融市場を観察し、マクロ経済と財政を安定的に
運営しなければならない。今それができているだろうか。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

0 件のコメント:

コメントを投稿