2019年5月5日日曜日

【劇場型半島】「人民の太陽、文在寅大統領」…

あの、蝋燭デモに類似したデモはまだおきないが、もうすぐ3年目に
いるけど、このまま任期まで我慢するのかな。
文大統領、北朝鮮からまったく無視、無視が続けば文大統領の政策の
持ちようが無い、経済も外交も駄目、反日だけが持続か。
北朝鮮が暴走すれば一気に半島問題は解決すのだが



【劇場型半島】「人民の太陽、文在寅大統領」…
風刺の壁新聞は罪になるのか 2019.5.5 01:00プレミアム

昨年4月に板門店で開かれた南北首脳会談で抱擁し合う韓国の
文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
(韓国共同写真記者団撮影)

「南朝鮮の学生たちに送る書簡」と題した壁新聞が韓国の全国の
大学で4月1日前後に大量に出現した。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領を「人民の太陽」と持ち上げ、
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の指示だとして

サインまで記された。
北朝鮮風の宣伝・扇動文のパロディーで、文政権の経済や対北政策を
“ホメゴロシ”にした風刺だが、全国の警察が名誉毀損(きそん)
容疑なども視野に実態把握に乗り出したと報じられた。
本当に立件することはまさかあり得ないと思うが…。
(ソウル 桜井紀雄)

青年が永遠に休めるよう

壁新聞は3月31日ごろから全国の大学で相次ぎ見つかり、
全国17の地方警察庁(警視庁や道府県警に相当)のうち15の
警察庁管内で通報が寄せられた。
ソウルでは、国会や最高裁判所でも発見され、壁新聞を作成したとする

学生グループ「全大協」は、全国450カ所に計1万枚掲示したと
主張している。

インターネット上に掲載された実物とされる壁新聞を見ると、まず
「南朝鮮人民の太陽、文在寅大統領」と大書され、
「南朝鮮人民を解放なさるため、天から選ばれた太陽のごとき指導者」

であり、批判さえ容認できないと記されている。

文氏は経済政策で「青年らが永遠に休めるようにしてくださった」
とも指摘。
文氏は若者の雇用創出を優先公約に掲げながら、最低賃金の
引き上げなどで逆に雇用を圧迫しているといわれる現状を
皮肉ったものだ。

「革命の最大の障害である在韓米軍との3大演習を全て廃止なさった」

とし、これによって北朝鮮の軍は、韓国に浸透して重要施設を
掌握する準備を終えたとも記述している。

南北首脳会談や米朝首脳会談の対話を受けて米韓合同軍事演習が
中止され、韓国の安全保障が脅かされているといわれることを
揶揄(やゆ)している。



積弊、親日で追及しろ

「最高司令官同志」である金氏が指示した戦術として次のような
記載もある。

《革命を批判するならば、無条件で自由韓国党のアルバイトと
決めつけろ》

《平和、人権など美しい用語を使い、相手方を暴言、積弊、親日で
追及しろ》

自由韓国党は、文氏の対北政策や経済政策を批判し、文政権と
対立する保守系最大野党だ。
文氏や与党が「積弊清算」と称して旧保守政権の政策をことごとく
糾弾したり、保守派に「親日」のレッテルを貼ろうとしたりする
動きを金氏の指示という形で風刺したのだ。

この大量の壁新聞について韓国紙、朝鮮日報は4月中旬に、警察が
侮辱罪や名誉毀損罪の適用を念頭に事実関係の確認を進めていると、
警察関係者への取材を基に報じた。

北朝鮮の本物の宣伝・扇動文なら国家保安法が適用されるが、
一目で適用外だと分かる。ただ、侮辱罪には罵倒(ばとう)語や
卑語がなければならないが、壁新聞は文氏の政策を持ち上げて
皮肉るのが基本であり、適用は難しいとの見方も伝えた。
名誉毀損罪も風刺やパロディーに対しては成立しない
ケースが多いという。

明らかな風刺に全国の警察が動いたことに、保守派は
「政権の意向を忖度(そんたく)したものだ」と反発。
「表現の自由を抑圧し、批判を封じる公権力の行使だ」などと
非難を強めている。


全大協の正体
韓国メディアによると、壁新聞を掲示した全大協メンバーの
大学院生は「(4月1日の)エープリルフールに合わせ、大統領の
失政を風刺する意図だった」と説明している。
立件でもされようものなら当局には、エープリルフールも
通じないことになってしまう



「全大協」を名乗るメンバーらは昨年12月にも
《経済王 文在寅》《太陽王 文在寅》《外交王 文在寅》などと、
文政権をホメゴロシにする壁新聞を全国の大学に貼りだしていた。

《経済王 文在寅》なら、《(文氏が掲げる)所得主導成長の
おかげで通貨危機以降、最高の失業率を達成した》
《最低賃金の引き上げで小商工人が滅びてバイトは永遠に
休むことになった》といった具合だ。

「全大協」は本来、1980年代に激しい反政権・反米運動を
繰り広げた左派親北系学生運動団体「全国大学生代表者協議会」の
略称で、団体は既に解散して久しい。
一方で、出身メンバーが大統領府や政府幹部として現在の
文政権を支えている現実がある。

壁新聞の作成メンバーらは、この全大協出身者がダメにしていると
感じる政策を風刺するため、あえて「全大協」と名乗ったのだと
している。
昨年12月に壁新聞の存在が報じられると、
「自分の大学にも貼りたい」との要望とともに、後援を申し出る人も
相次いだという。

それに対し、“新全大協”側はネット上にこう投稿していた。
「われわれ全大協は、最高司令官同志が支援する
金日成(キム・イルソン)奨学金で運営されていて資金充当には
困っていない。気持ちだけ受け取りたい」


とことん、ウイットに富んでいて、現政権下で雇用が厳しくとも、
才気あふれる若者がいる限り韓国の将来は明るい-と思わずには
いられなかった。

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