2019年8月24日土曜日

疫病神いや死神か、青瓦台の笛吹き男

韓国がGSOMIYAを破棄して、日本の28日のグループA除外が施行されれば韓国は
次の対抗処置はやはりWTOか。
去年の10月から韓国は日本にかかりっきりだ、果てしない抗争だ。




8月24日 産経抄

13世紀、ドイツ北部・ハーメルンに現れた男は、笛を吹き鳴らして集まった
子供たち130人をどこかに連れ去り、二度と戻らなかった。
グリム童話にも登場するハーメルンの笛吹き男の伝承である。
21世紀の現在、韓国民5000万人が、西側自由主義圏から
連れて行かれようとしている。

▼韓国は22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))の破棄を発表した。
日本が、安全保障上の輸出管理の優遇措置対象から韓国の除外を決めたことへの
報復措置だが、日米韓3カ国の連携に背を向け、東アジアの安定を揺るがす
愚挙である。

▼「韓国政府の決定に失望している」。
ポンペオ米国務長官が22日に率直に表明すると、岩屋毅防衛相も23日、
歩調を合わせた。
「失望を禁じ得ず、極めて遺憾だ」。外務省からは
「韓国は、自らの安全保障を犠牲にして何がしたいのか」(幹部)と
いぶかしむ声が聞こえる。

▼同盟国である米国を激怒させ、日本を敵視して対日関係を破壊し、自国の
存立基盤を危うくしてまで、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は国民をどこへ
導きたいのか。
23日付日経新聞朝刊では、
朴輝洛(パク・フィラク)・韓国国民大政治大学院教授が嘆息していた。
「現政権がどうやって国家運営するつもりなのか理解できない」。

▼このままでは、米軍の在外駐留経費負担を嫌うトランプ米大統領が、
在韓米軍撤退を決める日も近そうである。
喜ぶのは中国と北朝鮮ばかりで、文氏の言動は感情的で非合理的に思える。だが、
逆に日米から離れることこそが文氏の本当の目的だったらどうか。
そう考えるとすとんと腑(ふ)に落ちる。

▼平和経済という美名の下、北朝鮮との一体化を目指す文氏の理想を、韓国民は
受け入れるのか。笛吹き男は、死に神を象徴するともいわれる。

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