2020年6月8日月曜日

30年の慰安婦運動がこのようにして終わってはいけない

この事態は何がどうあろうと現実だ、尹・美香があの水曜集会に募金箱を
持ち出した頃から、対日糾弾集会から募金集会にかわっていったのだ。
韓国におよそ、何かしらの団体が200以上あると聞くがその大部分が
活動資金に窮してるわけだ。
戦時売春婦は絶好の大義名分だ、補助金も入るし、募金すれば驚愕の
金が要ってくる、強欲な民族だから流用じゃなく横領願望が頭を
跨げて来たわけだろう。
この事態ねつ造・虚構でしか収束はしない・・・・

【コラム】
30年の慰安婦運動がこのようにして終わってはいけない(1)
中央日報/中央日報日本語版2020.06.08 10:238 

釜山日本総領事館前に設置された慰安婦平和の少女像
(写真=中央フォト)

検察捜査を受けている尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員と議員職を
辞退するよう絶叫する李容洙(イ・ヨンス)さん。
血を吐くような慰安婦の歴史ほど悲しく悲劇的な場面は、
寄付金横領疑惑とは別に慰安婦運動30年に根本的かつ不快な質問を
投げかけている。

正義連(日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯)が国境を
越えて平和女性人権運動を先導する世界的な人権団体として勢力を
伸ばしている間、慰安婦被害者の被害は賠償されたのか。
慰安婦運動名望家が次々と国会議員、長官、
青瓦台(チョンワデ、大統領府)秘書官として出世街道を突き進む間、
被害者の名誉と尊厳は回復されたのか。

あえて「被害者中心主義」を掲げずとも、人権を暴力的に
蹂躪(じゅうりん)して人生を根こそぎ台無しにされた犯罪解決の
中心には当事者が立って当然だ。
被害に対する賠償と解冤(かいえん)を超えた慰安婦人権運動は
正しくない。
正義連の慰安婦運動が国民的支持の中で拡大することができたのも、
被害者と活動家の確固たる結合でしこりとなった恨(ハン)が
晴れるよう願う希望が切実だったためだ。

その出発はこうだった。

慰安婦運動は2人の勇気ある女性によって発火した。
尹貞玉(ユン・ジョンオク)元梨花(イファ)女子大学英文科教授
(1925年生まれ)と故金学順(キム・ハクスン)さん
(1924年生まれ)だ。尹元教授は梨花女子専門学校
(梨花女子大学の前身)学生時代、旧日本軍に連行されるのが怖くて
自主退学して地方に隠居した経験がある。
同年代集団に対する強烈な記憶が老教授を慰安婦研究者の道に
駆り立てた。
10余年間、日本・台湾・ミャンマー・タイなどの地を訪れながら
被害事例を調査した。
自身の研究室の片隅に「韓国挺身隊研究所」を作った。
正義連の前身である挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)の母胎だ。
韓国女性学の祖である李效再(イ・ヒョジェ)元梨花女子大学教授、
パク・スングム元韓国教会女性連合会長が力を合わせ設立した
挺対協(1990年)は、金学順さんの勇気ある告発と
結びついて勢いよく燃え上がり始めた。

「慰安婦活動家尹美香(ユン・ミヒャン)」の変身は今回の事態を
呼んだ原因だ。
尹美香氏は被害者の代理人であり助力的活動家として慰安婦運動の
代表者に上り詰め、情報を独占・統制して権力化した。
政府官僚は尹美香氏に目をつけられて人生を破壊されることを恐れ
〔千英宇(チョン・ヨンウ)元外交安保首席)〕、被害者は
裏切り者にされて不利益を被るのではないかと恐れた
(慰安婦被害者証言)。


誰も手を触れることができない聖域と化した正義連が、慰安婦問題を
思うがままに動かすようになる中で、慰安婦被害
「和解・癒やし財団」(2015年)、日本首相の直接謝罪を
内容にする佐々江案(2012年)、アジア女性基金(1995年)の
提案がいつも失敗に終わったのはもしかしたら当然の帰結だったかも
しれない。
「日本の金を受け取ると裏切り者扱いされた」という故
沈美子(シム・ミジャ)さんのムクゲ会の訴えや
「尹美香から電話がかかってきて、日本の金を受け取らないよう
言われた」という被害者の暴露は耳を疑わせる。
このような被害者中心主義があっていいものか。

被害者のためだという団体の目を避けてこっそりと被害補償金を
受ける皮肉な状況。
これは正義連の代表性がどれだけわい曲されているかを反証している
(アジア女性基金500万円受給者61人、
和解・癒やし財団基金1億ウォン受給者35人)。
「芸は熊にさせてカネは熊使い(正義連)がかすめ取った。
30年間、慰安婦を利用した」(李容洙さん)という30年間の同志の
暴露が尋常ではない理由だ。

辞職圧迫が強まると、尹美香氏は
「国会に入って被害者と国民の不信を招いた韓日合意を解決することが
私の課題」と話して辞職論を一蹴した。
30年身を置いた慰安婦運動とは距離を置くという発言だ。
もしかしたらこの言葉が李容洙さんの感情を刺激したかもしれない。

韓国と日本の歴代政府が過剰代表された正義連に遮られて
解決できなかった慰安婦葛藤を国会議員になって解決するということは
なるほどと思えるかもしれないが、詭弁と違わない。
誠意が残っているならばすぐに辞退するのが活動家らしい姿勢だ。
国会議員よりも今までしてきた通り、正義連理事長資格で両国政府を
相手にするほうが有効だからだ。
時間もそんなに多くない。240人余り(政府登録基準)だった
慰安婦被害者のうち、存命中の被害者は17人しかいないではないか。

国民の70%が尹美香氏の辞職を望んでいるという世論調査結果もある。
数日前は正義連が運営する憩いの場の所長が遺体で発見された。
残念なことだ。

そろそろ決断を下す時間だ。30年の慰安婦運動の遺産が悲劇的な
結末で終わることは誰よりも尹美香氏自身が望んでいないだろう。
これこそ日本の右翼が歓迎することではないのか。
慰安婦運動は被害者に対する賠償と名誉回復を超えて戦時性暴力という
人権の問題につながっていかなければならない。
時代と陣営を超越する峻厳な価値を考えるなら、自ら去就を
整理するのが正しい。

イ・ジョンミン/論説委員

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