アカザ科 1年草
ビタミンA,B1,C,の宝庫
インドまたは中国原産 日本には有史以前に帰化
高約1.5m 木本状(樹木のようになる)、直立
新芽と若い葉の表面は紅色の粉を吹いたように見える→アカザ
白い粉を吹いたように見える→シロザ
分布
全国
生育場所
田畑、空き地、道端など何処でも見られる、やせた土地を好む。
見分け方
夏から秋、葉の付け根から円錐花序の花穂を出し黄緑色の小花を多数つける
薬草として
初夏、花穂が出る前に全草をよく洗って日陰乾燥させたものが
生薬名「黎(り)」
止瀉、健胃、強壮、駆虫、殺虫薬として使う。
煎じて服用する場合は1日量約20グラムまで
民間薬
生葉を揉んで、虫刺され、ダニ、痒み、皮膚湿疹の患部に塗る。
食用
食用(山菜)として、
芽、若い葉を茹でて食用にする。
アカザと同じアカザ科の野菜・ホウレンソウと同じ味がするが、
シュウ酸が多いのも ほうれん草と同じで、茹でてから水にさらす必要があっる。
飢餓のときに好んで食用にされたことから「飢餓草」とも言われた。
多量に食べた後で日光に当たると皮膚に炎症を起こすことがある。
これはシュウ酸塩類が日光に反応したため。
老木になって太いアカザの茎は乾燥させると、軽く、また丈夫なので杖にする。
アカザの杖を使うと中風にならないと言い伝えられている。
季語として「夏」を表す
栽培方法
雑草なので栽培するほどのことも無いが、
春先、小さい苗を見つけて好きな所に植え替える
芽出しからアカザ・シロザの特徴があるので直ぐに判る
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