2012年3月18日日曜日

山菜 薬草 アカザ シロザ



  アカザ科 1年草
 
 ビタミンA,B1,C,の宝庫

  インドまたは中国原産 日本には有史以前に帰化
  高約1.5m 木本状(樹木のようになる)、直立
  新芽と若い葉の表面は紅色の粉を吹いたように見える→アカザ
  白い粉を吹いたように見える→シロザ




分布

  全国

生育場所

  田畑、空き地、道端など何処でも見られる、やせた土地を好む。

見分け方

  夏から秋、葉の付け根から円錐花序の花穂を出し黄緑色の小花を多数つける

薬草として
  初夏、花穂が出る前に全草をよく洗って日陰乾燥させたものが
  生薬名「黎(り)」
  止瀉、健胃、強壮、駆虫、殺虫薬として使う。
  煎じて服用する場合は1日量約20グラムまで

民間薬

  生葉を揉んで、虫刺され、ダニ、痒み、皮膚湿疹の患部に塗る。

食用

  食用(山菜)として、
  芽、若い葉を茹でて食用にする。
  アカザと同じアカザ科の野菜・ホウレンソウと同じ味がするが、
  シュウ酸が多いのも ほうれん草と同じで、茹でてから水にさらす必要があっる。
  飢餓のときに好んで食用にされたことから「飢餓草」とも言われた。
  多量に食べた後で日光に当たると皮膚に炎症を起こすことがある。
  これはシュウ酸塩類が日光に反応したため。
  老木になって太いアカザの茎は乾燥させると、軽く、また丈夫なので杖にする。
  アカザの杖を使うと中風にならないと言い伝えられている。

  季語として「夏」を表す

栽培方法
  雑草なので栽培するほどのことも無いが、
  春先、小さい苗を見つけて好きな所に植え替える
  芽出しからアカザ・シロザの特徴があるので直ぐに判る
 

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