2012年4月5日木曜日

山菜 薬草 カラスノエンドウ


山菜 薬草 カラスノエンドウ
分布 全国

特徴
路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している。
秋に発芽し、春になると高さ60?150cmに達する。
茎には巻きひげがあり、近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。
茎は全体に毛があり四角柱状。花期は3?6月でエンドウに似た小型の紅紫色の花を付ける。
豆果は熟すると黒くなって晴天の日に裂け、種子を激しく弾き飛ばす。
原産地はオリエントから地中海にかけての地方であり、
この地方での古代の麦作農耕の開始期には
エンドウなどと同様に栽培されて作物として利用された証拠が考古学的資料によって得られているが、
その後栽培植物としての利用はほぼ断絶して今日では雑草とみなされている。
そのため、若芽や若い豆果を食用にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできる。
また、未熟な果実の両端を切り落し、草笛にすることができる

食用

空き地・畑・道端など、どこにでも節操なく生えていて、食べられる野草としての有難味がまるでないマメ科の野草。
先端の柔らかな若芽と花の部分を摘んで生のまま天ぷらにするとマメ科特有の風味がして美味しい。
サヤエンドウを小振りにしたような若鞘は天ぷらにすると結構イケル。
先端数センチくらいの柔らかな若葉と花の部分を摘み採ってよく洗ってから使う。
生のまま天ぷらにすると美味しい。塩コショウで炒めてソテーにしてもそこそこ食える。
若鞘はタネの膨らんでいない薄くてペラペラの柔らかい物を摘む。
かなり若い物を集めたつもりでも煮付けたくらいでは固くてボソボソでとても食えた代物ではないのだが、
天ぷらにすればそこそこ普通に食える程度に柔らかくなり、豆っ!ていう感じの風味でとても美味しい。

薬用

生薬名 ギョウヨウ

薬用部 全草

採取時期 4~5月の開花期
作り方 地上部の全草を水洗いした後、日干しにする。
主要成分 ・クエルチトリン ・アピイン ・ビタミンB1

効果/効能 ・血行促進

・胃もたれ ・健胃 ・咳止め ・痰きり ・解熱 ・利尿効果 ・消化促進 ・すい臓炎 ・整腸作用
・糖尿病の予防
胃がもたれたら1日5gを煎じてのむ。 

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