2012年4月15日日曜日

山菜 薬草 コシアブラ


コシアブラ(漉油、
学名:Eleutherococcus sciadophylloides、
シノニム:Acanthopanax sciadophylloides、Chengiopanax sciadophylloides)はウコギ科ウコギ属の落葉高木。







特徴
樹高は7-10m、ときに20mに達するものもある。
枝および樹肌は灰白色。葉は掌状複葉で5枚の小葉からなり、長さ10-20cmの葉柄をもつ。
小葉は倒卵形~倒卵状長楕円形で、頂小葉がいちばん大きく、長さ10-20cm、幅4-9cmになる。
葉の先端は細く鋭くとがり、基部は鋭形で長さ1-2cmになる小葉柄に流れる。
葉の縁には先が芒状にとがった鋸歯がある。
花期は8-9月。枝先に円錐花序を伸ばして、散形に多数の黄緑色の花を咲かせる。
花は両性または単性で、単性の場合、花序の上部に雌性の小花序をつけ、花序の下部に雄性の小花序をつける。
花弁は5枚で長さ1.5mm。雄蕊は5本あり長さ2mm。花柱は短く、先端が2浅裂する。
果実は径4mmの扁平な球形で、黒色に熟す。
分布と生育環境
北海道、本州、四国、九州に広く分布し、冷温帯林に生育する。
同じウコギ科のタラノキやウド同様、山や丘、林道脇など、開削・伐採された日当たりのよい明るい斜面に多い。
利用  山菜
春先に伸びる独特の香りを持つ新芽は食用となり、
山菜として扱われる。食用とする場合は、まだそれほど大きく伸びていない芽を摘み取り、
元のほうにあるハカマの部分を除いたものを調理する。
肥沃な土地にあるものは、太いだけでなく養分が多く美味である。
強い苦味があるため、苦味を和らげる天ぷらにすると食べやすい。
またおひたしや和え物などにも調理され、塩漬けにして保存食とされる。

 

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