2012年6月3日日曜日

山菜 薬草 キハダ

今回は山菜でもなく、薬草でもありません。
樹木です。玄人の材料ですね。。。????。







山菜 薬草 キハダ (植物)
分類 目:ムクロジ目 科 :ミカン科 属 : キハダ属 種:キハダ 


和名 キハダ(黄膚、黄檗、黄柏)
英名 Amur Corktree




生薬となる乾燥したオウバク
キハダ(黄檗、黄膚、黄柏。はミカン科キハダ属の落葉高木。
アジア東北部の山地に自生しており、日本全土でもみることができる。


特徴 


樹高は10m~15m程度で、20m以上になるものもある。
キハダの葉は、対生葉序(たいせいようじょ)で奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)である。
5月末~7月初旬にかけて、円錐花序の小さい黄色い花が見られるようになる。
樹皮はコルク質で、外樹皮は灰色、内樹皮は鮮黄色である。
この樹皮からコルク質を取り除いて乾燥させたものは、
生薬の黄檗(おうばく、黄柏)として知られ、薬用のほか染料の材料としても用いられる。
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの幼虫が好む食草である。


生薬 


樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)であり、樹皮をコルク質から剥ぎ取り、
コルク質・外樹皮を取り除いて乾燥させると生薬の黄柏となる。
黄柏にはベルベリンを始めとする薬用成分が含まれ、強い抗菌作用を持つといわれる。
チフス、コレラ、赤痢などの病原菌に対して効能がある。
主に健胃整腸剤として用いられ、陀羅尼助、百草などの薬に配合されている。
また強い苦味のため、眠気覚ましとしても用いられたといわれている、
また黄連解毒湯、加味解毒湯などの漢方方剤に含まれる。
日本薬局方においては、本種と同属植物を黄柏の基原植物としている。
アイヌは、熟した果実を香辛料として用いている。


染料 


キハダは、黄蘗色(きはだいろ)ともよばれる鮮やかな黄色の染料で、
黄色に染め上げる以外に赤や緑色の下染めにも利用される。
なかでも、紅花を用いた染物の下染めに用いられるのが代表的で、
紅花特有の鮮紅色を一層引き立てるのに役立っている。なお、キハダは珍しい塩基性の染料で、
酸性でないとうまく染め上がらない。このため、キハダで下染めをした後は洗浄を十分にする必要がある。


木材 
キハダの心材も黄色がかっており、木目がはっきりしているため、家具材などに使用される。
ただし軽量で、軟らかいため、あまりにも強い荷重がかかる場所には向いていない。
一部で桑の代用材として使用される場合がある。その場合には、桑と区別するために「女桑」と表記される。
















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