2012年6月16日土曜日

山菜 薬草 ハンゲショウ




山菜 薬草 ハンゲショウ

生葉をもんでつけると腫れ物がひく。

分類 目:コショウ目 科:ドクダミ科 属:ハンゲショウ属 種:ハンゲショウ
和名 ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
ハンゲショウ(半夏生、半化粧、学名 Saururus chinensis)は、ドクダミ科の多年性落葉草本植物。

分布
日本の本州以南、朝鮮半島、中国、フィリピンなど東アジアの亜熱帯性湿地に分布し、
日の当たる湿地などにて太い地下茎で分布を広げて群生する。
日本では、生育に適した土地が減少していることから自生株は近年減少傾向にあり、
地域によっては絶滅が懸念されている。

形態
高さ50~100cmほどに成長し、葉は互生、長さ5~15cmほど、卵形で、基部がハート形の細長い形状である。
夏至を過ぎた頃に長さ10~15cmほどの穂状花序を葉の付けねにつける。
また、花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすのが本種の特徴である。
開花期にはドクダミに似た独特の匂いを出す。

名前の由来
名前の由来は、半夏生(太陽の黄経が100°になる日)の頃に花を咲かせることに由来する説と、
葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説がある。
また、葉の片面(表面)だけが白くなることから古くはカタシログサ(片白草)とも呼ばれている。
なお、生薬の「半夏(はんげ)」はカラスビシャクから採れるものであり本種とは関係がないが、
本種と開花時期が重なることから名前の由来にかかわりがあるとする説もある。

薬用
10gの生葉をすりつぶしたものか、乾燥葉の煎液を腫れ物にぬるとよい。


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