2012年8月16日木曜日

薬草 薬効植物 チドメグサ



薬草 薬効植物 チドメグサ


分類 セリ目 ウコギ科 チドメグサ属 チドメグサ

和名 チドメグサ
英名 water pennyworts,[2] navelwort,[1] pennywort[1]

チドメグサ属(チドメグサぞく、Hydrocotyle)はウコギ科に属する
(伝統的な体系であるエングラーやクロンキストではセリ科に入れていた)多年草で、
水中(水草)、湿地、または水分の多い土地に生える。
世界の熱帯から温帯にかけて広く分布する。
匍匐茎で広がり繁殖力旺盛なものが多く、防除の困難な雑草や外来性のものには外来生物と
して問題になっているものもあるが、一方では在来種のものは緑化の観点から山野の土地の
乾燥化を防ぐグランドカバープランツでもある。
葉は円く、葉柄に楯状につくものもある。花は微細で頭状花序となる。
日本では特にチドメグサ (H. sibthorpioides) が雑草として至る所に見られ、芝生などに
生えると防除しにくい。収斂作用による止血成分があり、古く民間で血止めに使ったため
この名がある。
血止め薬の使用法としては葉と茎の地上部をほかの薬草同様泥や雑菌・寄生虫などの病原体を落とすためによく洗い、揉む、磨り潰すなどして外傷部
(擦過傷や切創などの出血性外傷)に塗布する。
あるいは洗ったあと乾燥して生薬のように用いる。
その他にオオチドメやヒメチドメなど6種が自生する。
水草のブラジルチドメグサ (H. ranunculoides) は、日本などに観賞用に持ち込まれたが、
逸出し一部の河川などで大繁殖して他の水草を駆逐している。
このため日本では、外来生物法に基づいて特定外来生物に指定され、
許可のない栽培・輸入などが禁止された。
またこのほか北米原産のH. umbellataや南米原産のH. bonariensisなども未判定外来生物と
され、チドメグサ属全種の輸入に対して種類名証明書が要求されている。



0 件のコメント:

コメントを投稿