2014年9月18日木曜日

ウオン高円安、韓国経済界

普通は国の産業を興すのに競合性の少ないものを選ぶが、韓国は違う。
日本と競争して勝とうと選んだのだ。
車、家電、半導体、空極は高機能電話スマートフォンだ。しかも素材や、部品は
輸入に頼っていたんでは何にもならない。
   
円安に打つ手なし、韓銀総裁が懸念表明

韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は16日、
急激に進む円安に公の場で懸念を表明した。

李総裁は国会経済政策フォーラム主催のセミナーで演説し、
「円安で韓国の輸出競争力が低下する可能性がある。アベノミクスの限界に
直面した日本が(景気浮揚のために)追加的な金融緩和措置を取れば、
ウォン高円安圧力が強まりかねない」と指摘した。

ウォン・円相場は今年6月に100円=1000ウォンの大台を割り込み、
最近は2008年8月以来6年ぶりの円安水準である960ウォン前後で推移している。
16日午後3時現在のレートは966.44ウォンだった。

日本と競争関係にある自動車、鉄鋼業界では、既に価格競争力の低下を示す
警告ランプがともっている。中小企業中央会によると、輸出中小企業の
ウォン・円相場で見た今年の損益分岐点は1059.40ウォンだ。

■6年ぶりの円安再現

円安は輸出分野で韓国企業を苦戦に追い込んでいる。現代・起亜自動車は
今年に入り米国で不振に悩んでいる。
8月にはシェアが7.9%となり、8%を割り込んだ。

一方、日本車の販売台数はトヨタが前年同月比6.3%増、日産が11.5%増、
スバルが22%増と大きく伸びた。

中国・ロシアなど新興市場でも価格競争力を強みに日本車の構成が目立つ。
トヨタは今年初め、中国市場で発売した小型車ヴィオスの最低価格を現代自動車の
競合車種ベルーナよりも引き下げた。

円安の余波は韓日両国の自動車メーカーの実績にそのまま表れている。
トヨタをはじめ、日本の自動車大手3社は今年第2四半期(4-6月)の営業利益が
前年同期比で4-13%増加した。反対に現代・起亜自の営業利益は13-32%減少した。

カトリック大の金基燦(キム・ギチャン)教授は「韓国が足踏みする間に
日本メーカーが技術開発に乗り出しており、長期的に韓国車の競争力が危うくなる
可能性があることが大きな問題だ」と述べた。

李陳錫(イ・ジンソク)記者  朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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