2015年6月26日金曜日

質の日本、量の中国

圧倒的な資金力、中華の外貨準備高は人民元を外貨に取り換えて
いるだけではないのか・・  その為の人民元は紙幣印刷機が稼働して・・
あの韓国にも貿易収支が赤字でしょう、当然日本にも赤字では・・?
それとも米国からはあまり輸入はしてない・・?
人民元を香港ドルに換え、それから米国ドルに換え、人民元は中華の闇の
金融界にながれる。
こうゆう構図ではないのかな、中華が人民元がいくら流通しているか
分っていないのだろう。

中国 6兆円新ファンドを設定 インフラ投資で日本に対抗
(1/2ページ)【上海=河崎真澄】

中国がアジア広域のインフラ建設に向け、総額3千億元(約6兆円)の
投資ファンド設定を決めた。
29日に北京で設立協定署名式が行われる資本金1千億ドル
(約12兆4千億円)のアジアインフラ投資銀行(AIIB)と、
昨年12月に400億ドルで設立された中国独自のシルクロード基金に続く
資金母体だ。
日本政府は5月、アジア開発銀行(ADB)と連携し、今後5年間に
1100億ドルのインフラ投資を行う構想を打ち出した。
中国は圧倒的な資金量で、日本に対抗する狙いだ。

鉄道や発電所など、アジアのインフラ建設に伴う資金需要は、今後10年間で
8兆ドルに上るとされる。新シルクロード経済圏構想「一帯一路」を打ち出す
習近平指導部は、この需要に対する資金供給と建設受注、資機材輸出などに
照準を合わせ、関与を強めている。

新たに設立が決まった資金母体は、保険管理当局が中国の保険会社から
資金を吸い上げ、3千億元の投資ファンドとして国内外のインフラ建設に回す
方針だ。海外向けにも人民元建てで投融資を行う可能性があり、人民元の
国際化戦略ともリンクするとみられる。

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すでに中国人民銀行(中央銀行)は、シルクロード基金を通じて4月に
パキスタンの発電所向けにドル建て融資を決めた。
これらの投資ファンドは、習近平指導部の独断で投融資案件を即決できる。
インフラ建設に伴う環境評価の不備や軍事転用リスクなどに、国際社会の
監視の目が行き届かない恐れがある。

57カ国の創設メンバーとの調整をほぼ終えたAIIBは、
資本金1千億ドルのうち、中国が財政支出で約298億ドルを出資し、
運営上の拒否権を握る。

中国主導の3組織の資金量は合計で約1900億ドルにのぼる。
日本はADBの支援額を積み増し、案件の採算性なども十分に勘案しながら
「質の高いインフラ投資」をめざすとしているが、規模では1100億ドルに
とどまる。「量」の中国と「質」の日本という競合の構図が浮き彫りになった。

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