2015年7月25日土曜日

韓国社会で面白い事案が・・・

半導体工場で白血病を患うのか、日本でそんな話は聞いたことがないが・・
委員会が公益財団を立ち上げ、資金は永遠に拠出か・・・
どっかで聞いたよな・・ 日本の企業に賠償に資金を拠出・財団をとか・・
つまり未来永劫に金にタカリタイ、セビリタイだけか、しかも、無関係な
財団運営者がどれだけ絡むんだよ・・・
不労就役にためなら、あらゆる詭弁を主張するんだな・・・
サムスンが日本に変わっただけか、日本がサムスンに変わっただけか
やってる事は国内でも国外でも同じだな・・・・ほんと、
特異な国・・・
   
【記者手帳】サムスンに一方的に巨額の賠償求める調停委

サムスン電子の半導体と液晶の工場で勤務していた従業員が白血病を発病した
問題で、その補償策について検討するために立ち上げられた民間の
調停委員会が勧告した内容が、当事者のサムスン電子はもちろん、
財界全体に衝撃を与えている。サムスン電子だけでなく、
いかなる企業も到底受け入れられない内容だからだ。

委員会が提示した勧告案は「サムスン電子が1000億ウォン(約110億円)を
拠出し、補償のための公益財団を立ち上げる」というものだった。
この内容について、半導体業界の関係者は「調停委員会が提示した額が
あまりにも大きいことにまず驚いたが、その数字の根拠が何も提示されて
いないことにも驚いた」と語る。
委員会は「補償と財団の運営を行うに当たり、もしこの額で足りなくなれば、
引き続き資金を拠出しなければならない」と要求している。
1000億ウォンでスタートした負担額が、
今後どこまで増えるか分からないというわけだ。

委員会はどのような計算をしてこの額を提示したのか明らかにせず、
ただ財団について「韓国社会が先頭に立って被害者を慰め、支援を行う
社会的扶助」という一方的な説明しかしていない。つまり委員会は、
この資金を「国民から集めた寄付」と同じように考えているわけだ。
さらにこの額から考えると、委員会はサムスン電子の白血病問題を、
旅客船「セウォル号」沈没事故と同じレベルの「国家次元の大惨事」と
考えていることになる。なぜなら
セウォル号沈没後、個人や企業などが寄付した総額は1000億ウォンに
達したからだ。ちなみに
セウォル号沈没による死者・行方不明者は304人だが、今回の白血病問題で
産災(労災)認定を申請した従業員は57人で、そのうち死者は自殺者1人を含む
21人、しかもうち7人は政府と裁判所からすでに産災が認定されている。
そのような人たちに対して委員会は、セウォル号沈没事故と同じレベルの
「社会的扶助」が必要と主張しているわけだ。

半導体工場の労働環境と白血病など難治病との関係については、ほかの
先進国でもまだ結論が出ていない。かつて
サムスン電子と同じような立場に置かれた米国のIBMや英国のNSUKのケースを
見ると、大学の研究者や政府が社員や元社員を対象に大掛かりな追跡調査を
行ったが、最終的に工場での作業が発病の原因だということを示す明確な
証拠を見いだすことはできなかった。ところが
サムスン電子は社員と元社員の一部が白血病を患い、さらにその一部が
死亡したことに対して謝罪と補償を行うことをすでに表明している。
科学的な根拠が不十分だったとしても、いわゆる「蓋然性」があることを
会社として認めたわけだ。ところが委員会は、
これほど素直な企業を「カモ」のように認識し、天文学的な金額の支払いを
改めて要求した。
もしこれがまかり通るのなら、このような国で誰が企業活動をしたいと
考えるだろうか。

産業2部= 李吉星(イ・ギルソン)記者 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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