2015年7月4日土曜日

悩んでおります、韓国社会

韓国が悩んでおります、意外やねこんな記事日本語版に載せなくて国内版には
載せているいるのだろう、日本人に読ませても何の効果もないよ。
日本の明治天皇が国力を上げるため何をしたか、産業を起こしたのではなく
その産業を興すため国民の教育を第一と教育に力をそそいだ。
日本は識字率90%という地盤もあったが、国民教育が成功したから今の
日本がある。
韓国は “美しく包装された記憶を捨て去る事だ”、真実の歴史を
みる事だ、その中から真の国民教育に力を注ぐ事ではないか・・・

【中央時評】あきらめの罠にはまった韓国社会
2015年07月04日14時16分 [中央日報/中央日報日本語版]

私が幼い頃、よく聞いた言葉がある。
韓国ではできることもなくできないこともないと。
「バック」があればできないこともでき、「バック」がなければできることも
できないということだ。

一言で韓国社会はぼんやりとした腐敗社会ということだった。
それでもその時は「これではだめだ。変えてみよう」という意欲があったし、
その集団的な意欲が民主主義と経済発展をもたらした。

しかし最近は新たにぼんやりとした現象が表れている。
諦めてしまうことだ。あたかも麻酔をうった患者のように。現在の
韓国社会にはあらゆる分野にわたり深刻な危機要因が隠れている。

劉承ミン(ユ・スンミン)事態で赤裸々に表れた政治の不在、
低成長と二極化という経済危機、まだ解決策が見えない地域的・理念的葛藤、
柔らかい言葉が求められる国家の低い品格などが我々を締めつけている。
本当に深刻な危機は、こうした問題を真摯に悩んで解決方法を探そうとする
努力が見えない点だ。

少なくとも短期的には大きく上向くこともなくそれでも一日で滅びることも
ない経済に寄り掛かりながら、特別な考えもなく一日一日を延命している。
政治的、社会的に毎日漂流を繰り返しながら、目標は喪失し、
深刻なアイデンティティー危機で不安感は高まっているにもかかわらずだ。

なぜそうなのか。なぜダイナミックコリアがあきらめの奈落に沈んで
抜けられないのだろうか。
韓国社会の躍動性を摩耗させた罠は非常に多いが、今日は
民主主義の罠、財閥の罠について話してみよう。

この2つは過去に韓国社会が成し遂げた「誇らしい」成果だったが、
いつからか我々を締めつける罠になったのだから、逆説的と
いわざるをえない。しかもこの罠を抜け出すためには、
美しく包装された過去の記憶の多くを忘れて未知の新しい道を探す努力が
必要だ。しかしそれは言葉でいうように簡単なことではない。

韓国社会が政治民主化を成し遂げてからほぼ30年が経過した。
民主主義に対する熱望と期待が大きかった1980年代末が過ぎ、韓国社会は
平和的な政権交代を成し遂げ、国内外的に前向きな評価を受けてきた。しかし
民主主義の基本形式を備えたこと以外に、我々の政治は韓国社会が
進むべき方向と目標、これに対する国民の合意、さまざまな葛藤構造の
解決など、どれ一つとしてきちんとできなかった。

それで毎回失望するが、それでも次の政権はこうした問題をすべて解決して
くれると期待し、また失望する。
うんざりする悪循環を抜け出せずにいる。もう、政界に対する漠然とした
期待や時間が過ぎれば良くなるという考えは捨てる時になった。
政治問題を政治家だけに任せることができない段階に達した。
民主主義を数年に一回ずつ行う選挙問題だけに限定する
「民主主義の罠」から抜け出さなければいけないということだ。

経済分野の核心的な課題は「財閥の罠」から抜け出すことだ。
我々の社会には財閥はもうどうすることもできないというあきらめが
蔓延している。

国家経済の財閥依存度があまりにも高いからだという。このため、
一方では財閥の成長過程で国が与えた各種恩恵と特権に嫌悪しながらも、
別の一方では財閥の経済的成果が中小企業と庶民にも落ちてくるのを待つ
両面性を見せてきた。
短期的な生存のために財閥に依存しながらも、長期的な発展のためには
財閥以外の新しい成長動力を探さなければならないという、ためらいの態度で
時間を過ごしてきたのだ。しかし

これからは財閥も中国など海外からの競争圧力により絶えず生存を脅かされる
可能性がある。また、
革新と創造のエネルギーが財閥のブラックホールに吸い込まれていき、
新しい世代はもちろん上の世代の一人立ちも難しくし、国際競争力も
弱化させている。我々にとって財閥とは何か、考え直す必要がある。

  民主主義の罠と財閥の罠を克服するのは非常に難しい課題になるしかない。新

たな覚悟が必要だ。何よりも、政治の問題は政治家に任せ、経済問題は財閥に依

存するようなあきらめの意識構造を捨てなければいけない。未来に対する期待や

判断を停止させたまま一日一日を意識なく過ごしたり、時間が過ぎれば良くなる

という根拠のない楽観主義や変化に対する意欲なく無気力に諦める、このすべて

のものから抜け出さなければいけない。

そのためには国民的な協議体を構成しなければいけないと考える。
傍観するのではなく良心のある人たちが集まり、我々の未来について
虚心坦壊な対話の場を用意しよう。そしてすべての
国民が我々の社会全体を感じ、考えられるように道を開こう。

  鄭雲燦(チョン・ウンチャン)同伴成長研究所理事長/元首相

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