2015年9月5日土曜日

低迷するロシア

100年以上も前、この国は英国と肩を並べる二大国であったけど、あの
広大な国土を持て余しているのではないか。
今のロシアを見ると100年前に何が大国として維持できたのか・・・?、
今でも、外貨獲得には農産物と地下資源が大半であろう。
産業技術は軍事産業のみではね、軍事技術では輸出ができない・・、
横領が蔓延っていては国家の繁栄はむりだわ~~~。

貧弱なロシア極東市場 外資誘致困難 高級ホテル建設は未完のまま 
「見通し甘すぎる」

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人影のない海岸沿いの建物。高級ホテルになる予定だったが、建設資材とともに
風にさらされていた=3日、ウラジオストク
【ウラジオストク=黒川信雄】

ロシア極東ウラジオストクの海岸沿いには、ガラス張りの建築物があった。
人影もなくひっそりと建つこのビルは、2012年の
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のため、政府主導で建設が
進められた「五つ星」ホテルになる予定だった。
国際的に孤立を深めるプーチン政権は極東を重視する姿勢を再び
鮮明にしているが、先行きは極めて不透明だ。

ロシア極東は人口わずか600万人程度。市場として貧弱で外資の誘致も
極めて困難だ。にもかかわらず、
プーチン政権はアジアの経済成長の波に乗ろうと開発に強い意欲を示してきた。

その起爆剤と位置づけたのが、APECに向けた
7千億ルーブル(約1兆2500億円)もの投資だった。

開発には汚職の影がつきまとった。
報道によると、露政府が「世界最大級」と豪語した水族館建設計画では、
10億ルーブル以上の横領が発覚。
関係者が逮捕され、現在も完成していない。2件の高級ホテル建設計画は
100億ルーブルの資金が投じられたが、いずれも未完成のままだという。

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プーチン政権は、規制緩和や優遇税制で外資の進出を促進する「自由港」と
「新型特区」制度を極東発展の軸に据える。しかし、これらの
制度創設について日本企業関係者は「見通しが甘すぎる」と指摘する。

内需の大幅な拡大が見込めない極東に比べ、他のアジアの港湾はインフラや
輸送網も成熟しており、「今さら太刀打ちできるのか」
(日本企業関係者)といった厳しい声が上がる。

ウラジオストクでは7月、露自動車大手ソレルスと三井物産が手がけていた
トヨタ車の合弁生産が中止に追い込まれた。
中央政府を頼るばかりの発展モデルは限界に近づている。

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