2015年12月6日日曜日

中華の大気汚染と日本

中華は聞く耳をもたぬだろう、せめて石炭燃料を製錬すぐらいの努力・・
無駄か・・
こんな事を聞く耳有ればとっくに改善されているわな~~な。
夏も大変だが、冬は完全な風下の日本は大変だ。

空覆う「スモッグ」が如実に不安な将来を予言  中国はCO2と大気汚染の

抜本的対策急げ

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北京の故宮博物院で、深刻な大気汚染のためマスクを着け観光する人たち
(共同)

 またもや今冬も出現したかという感である。

北京市などで濃厚なスモッグが発生し、有害な微小粒子状物質
(PM2・5)の濃度が環境基準を大幅に超えた。

在北京の米国大使館ウェブサイトによると11月30日には、
PM2・5を含む汚染指数が560を記録し、最悪レベルの「危険」
(301~500)を上回る「指標超」になった。

ぜんそくや気管支炎を引き起こし、肺がんの原因ともなるPM2・5の
濃度が中国で高まったこの日、パリでは、国連気候変動枠組み条約第
21回締約国会議(COP21)が開幕した。

全世界の国々が一堂に集い、地球温暖化防止のための新たな枠組み作りを
目指す節目の会議だ。

中国は自らの立場を「途上国」と規定して、これまでの京都議定書の
枠組みの下では、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減に
背を向けてきた。

その結果、今では米国を抜いて世界1位の大量排出国になっている。
PM2・5などによる大気汚染も、質の悪い石炭エネルギーの乱用で
CO2を放出しつつ、力ずくで中国経済を牽引(けんいん)してきた
ツケといえよう。

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その中国が、COP21では第2排出国の米国と連携し、新たな
枠組み作りの国際交渉を主導する構えを見せているのは、厚顔に過ぎる
対応ではないか。

見かけ上、大きな削減目標値を携えて今COPに臨んでいるが、その計画は

経済成長が続くかぎり排出が減らない仕組みだ。

中国が行うべきは、排出総量での削減であり、環境技術の高度化だ。
先送りすれば、CO2の排出は減らないし、PM2・5による大気汚染も
解決しない。中国の環境問題にとって
温暖化と大気汚染は同根の宿痾(しゅくあ)である。

中国は世界の3分の1に迫る量のCO2を排出しているので他国の
削減努力を帳消しにしてしまう。
地理的に風下の日本は大気の越境汚染で迷惑する。

PM2・5については、硫黄分の多い石炭を工場や暖房に使うのをやめ、
自動車用の粗悪なガソリンの使用を改善すべきだ。

このままでは中国のCO2削減策も実現しない。
今冬のスモッグが、如実に不安な将来を予言している。
COP21を機に全面的かつ、抜本的な大気環境改善への転換努力を
求めたい。

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