2016年2月10日水曜日

薪広い、山菜とり、すべてがノルマ、現実の北朝鮮

ヘ~ェ、韓国社会ではこれも現実なんだ脱北者の教師~ね。
韓国云う国は国家理念ができていない国だ、教えなければ知る由もないわな。
自由民主思想を勘違いしているのさ~~~。  しかし
北朝鮮では、薪広いや、山菜までもがノルマか、独裁国家とはかなしいものだ。
男12年、女6年かほんと先軍政治とはよくいったものだ

【寄稿】北朝鮮についてあまりにも無知な韓国の高校生

筆者は大学修学能力試験(修能=日本のセンター試験に相当)を終えた
高校3年生を対象に、統一や安全保障問題について講義や講演を行っている。
その役割はいわば北朝鮮の実情を正しく伝えることにある。
私は咸鏡北道清津出身で、北朝鮮では三つの大学を卒業し、朝鮮労働党に
関係する大きな事業も行ってきた。
2014年春に高校生の娘を連れて北朝鮮を脱出し、光州広域市に定着。
北朝鮮に残る夫を連れ出すためこれまで必死に働いてきた。
その結果、先月ついに夫を韓国に入国させることができた。

大韓民国の高校3年生の教室で話をすると、いつも大きく失望する。
一言であまりにも秩序がない。
講師が話をしている時も平気で大きな声で笑い、騒ぎ立てる。
スマートフォンをいじり、時には大声で電話をすることも珍しくない。
修能を終えると、高校生は学校での勉強に関心がなくなるのはある意味
当然のことだが、それでもあまりにもひどい。
これは自由ではなく放縦であり、単なる無秩序だ。
単純に比較はできないが、北朝鮮の学校の教室とはあまりにも違う。
北朝鮮では高校3年生に相当する生徒たちは、卒業する日まで徹底して授業を
受ける。とりわけ韓国の安全保障教育に相当する思想教育の時には、
蜂に刺されても何も言わないほど真面目で真剣だ。

教師たちにも失望している。
生徒たちが騒いだときは教師がこれを制止すべきはずだが、完全に放置だ。
中には「北朝鮮の悪いところをあまり強調しないでほしい」と求める教師もいる。私が「悪い点は悪いと言うべきです。
良いとは言えないので事実のまま話をします」と言っても
「とにかく悪い点はあまり強調するな」と決して譲ろうとしないのだ。

ある日、ある生徒が「私はこの韓国が嫌いです。
北朝鮮に行くことはできませんか」と質問してきた。その質問を受けた時、
残念というよりも怒りがこみ上げてきた。このような質問が出るとは、
韓国の学校では北朝鮮について一体どのように教えているのか。北朝鮮の
高校3年生は、冬の放課後には毎日屋外や時には山にも出掛け、山菜やたきぎを
拾う。決められただけ持ってくることができなければ、食糧の
配給が減らされるからだ。
それに比べると韓国の生徒たちは飾り物あるいは観賞用の植物のようだ。
北朝鮮の実情について1回でも正しく学んでいれば、学校でこのような
質問を受けることもないはずだ。

北朝鮮では徴兵期間が男子が12年、女子は6年だ
このことを伝えると、韓国の生徒たちは驚いてしまう。ところが中にはこれを
信じない生徒たちもいる。そのようなときに私は
「韓国では徴兵期間の21カ月を長いといって嫌う人もいるが、これは
大変なことだ」と彼らに伝える。
核問題についても「統一が実現すれば、北朝鮮の核兵器も
韓国のものになるのだから、なぜこれをなくそうとするのか」などと言う
高校生がいる。つまり大韓民国の高校生たちは北朝鮮の実情について
あまりにも無知で、また安全保障という概念さえ持ち合わせていないのだ。

戦場で勝敗を分ける最も重要な要素は精神力だそうだ。
北朝鮮では子供が幼稚園の時から思想教育を徹底して行う。それに対して
韓国の生徒たちは、自分たちの敵が誰なのか、なぜ北朝鮮と
戦わねばならないのかさえ分かっていない。
教育現場がここまで崩壊したのはなぜだろう。
脱北者として北朝鮮の実情を伝える以前に、韓国の高校における
悲惨な実情を目にするのは非常に悲しいことだ。

キム・ジスクさん(仮名)=脱北・統一安保教育講師=
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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