2017年7月8日土曜日

韓国の思惑

ロシア、中華、韓国の三ヶ国の思惑違い韓国は最大の輸出国中華の
機嫌と北朝鮮との他国の無干渉統一が懸ってるわな、うまくいけば
一夜にして核保有国だ、そうなれば日本にも高圧的になれると云うものだ
ロシアと中華は現状維持、北朝鮮の豊富な地下資源を占有したいだけ~

【コラム】北朝鮮の核の前では小さくなる「ストロングマン」習主席
   
▲北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員

北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した4日、中国の
習近平国家主席はロシアのモスクワにいた。
習近平主席はロシアのプーチン大統領に会って
「終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓半島(朝鮮半島)配備を
撤回させよ」という意見で一致した。
習近平主席はこの2カ月間にプーチン大統領に3回会っている。
そのたびに両首脳はTHAAD配備を問題視した。偶然なのか、
中露首脳会談が開かれる日は必ず、北朝鮮がミサイルを発射している。
今年5月に中国・北京で開催された
「一帯一路国際通商協力フォーラム」時も、6月の
上海協力機構首脳会議に出席するためカザフスタンを訪れた両首脳が
会った時も、北朝鮮はミサイルを発射した。

習近平主席とプーチン大統領はよく国際社会で「ストロングマン」と
言われる。
マッチョな男を思い起こさせる筋肉質なリーダーシップを持つという
意味だ。
そんな2人が額を突き合わせ韓半島問題を話し合うたび、北朝鮮が
ミサイル発射による挑発行為をしたなら、一度くらいは
北朝鮮に向かって語調を荒らげるのが普通だろう。だが、
習近平主席とプーチンはなぜか北朝鮮の挑発行為については
ストロングマンとは程遠い。ただ
「北朝鮮の核問題は対話と交渉で解決すべきだ」という言葉を
オウムのように繰り返すばかりだ。

米国本土まで狙おうとしている北朝鮮の攻撃用核ミサイルについては
「対話」で解決すべきだと言いながら、北朝鮮のミサイル攻撃に対する
最小限の防衛手段と言えるTHAADばかりを問題視しているのだ。
中国はこの1年近く、韓国政府がTHAAD配備に同意したという理由で、
政府の決定とは何の関係もない民間企業に
「無法の報復」までしている。
ミサイルを発射して地域平和を脅かしているのは北朝鮮なのに、韓国が
中国の報復を受けている形だ。事実、
挑発行動の張本人である北朝鮮の貿易関係者は大手を振って北京を
歩いているのに、北京ですっと納税1位企業だった現代自動車は
販売急減で悲鳴を上げるという逆転現象が広がっているのが今の中国の

実情だ。

北の核・ミサイル挑発行動があるたび、韓米はもちろん、
国際社会全体が「中国役割論」を語る。しかし、
肝心の中国政府周辺では、こうした言葉そのものを認めようとしない
ムードが漂っている。
中国は基本的に「北朝鮮の核・ミサイル問題は米朝間の矛盾」と
見ている。
北朝鮮の核・ミサイルは中国の問題ではなく、米国と北朝鮮が
解決すべき事案だということだ。その上で、
「中国はやれるだけのことはしたし、国連の対北朝鮮制裁決議案も
完全に履行している」と強調している。

もちろん、民間の専門家の中には、こうした中国政府の論理に反論する

人もかなりいる。
中国のある国際関係学者は「中国は北朝鮮に対し、もっと早くから
強力な圧力を加えるべきだった。時すでに遅しだ」と言った。

核やICBM開発に向けた北朝鮮の意志を過小評価して
江沢民・胡錦濤主席時代に時間を無駄にしただけでなく、習近平主席も
韓米と協力して北朝鮮に圧力を加える機会があったが逃したと
いうことだ。
今でも中国は年50万トンを上回る原油供給を北朝鮮にしているが、
それを断てば北朝鮮の体制はとてつもない危機を迎えることになる。
2011年末の父・金正日(キム・ジョンイル)総書記死亡後、あっさりと
権力を掌握して
「挑発行動の道」をひた走る金正恩(キム・ジョンウン)政権に対し、
明確な警告を送ることができる決定的な切り札を中国は握っているのだ。

中国政府がこのほど、重大な外交懸案について在外の中国人
政治・外交専門家の意見をまとめたところ、
「北朝鮮の核問題を解決しなければ、
中国は責任ある大国になれない」という意見が多かったという。
北朝鮮の核問題を解決するためには、
「北朝鮮の損得勘定を変えなければならない」と言うのだ。つまり、
北朝鮮が損得勘定を変えるように、中国からまず対北朝鮮戦略と
政策を全面的に見直すべきだという注文だ。しかし、
中国の指導部は依然として自分たちの損得勘定を変えるつもりは
なさそうだ。
そうなると、北朝鮮の変化を誘導するのはずっと先のことだ。きょう、
ドイツのベルリンで習近平主席と初めて会う
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、その点をはっきり分かった上で
会談に臨まなければならない。
中国が損得勘定を変えない限り、韓国がハンドルを握っている
北朝鮮の「核自動車」は空回りするばかりだ。

北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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