2017年8月1日火曜日

中華の圧力、疑問だわ

中華も今は、秋の人民大会を控え、北朝鮮に構ってはいられないのが
現実だろう。
習近平さん、何だか次の5年はおろか、中華共産党の党主席を復活して
死ぬまで権力を握りたい、今どきこんな権力闘争をするなんて~~~

【北ミサイル】
米圧力 中国の“次の一手”は

(1/2ページ)【緊迫 朝鮮半島】

20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)で会談した
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席=7月8日、
ドイツ・ハンブルク(AP)

北朝鮮による2度目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて、
米国から中国への圧力が一段と強まる中、中国の「次の一手」が
注目されている。

ヘイリー米国連大使は7月30日、
「中国は最終的に重要な措置を取りたいのか決断すべきだ。
話し合いの時間は終わった」との声明を発表、北朝鮮への大幅な
制裁強化に同意するよう中国に迫った。
エストニアを訪問中のペンス米副大統領も同日、
「中国はもっと行動するべきだ」と述べた。

一方、中国共産党大会を秋に控え、権力闘争の真っただ中にある
習近平国家主席にとって、いま必要なのは国内外の安定。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権を刺激したくないのが本音だ。

中国としては、最も効果的な対北制裁は北朝鮮が90%以上を中国に
頼る原油・石油製品の禁輸措置であることは分かっている。だが、
それだけに北朝鮮が報復措置を取ってくるのは確実で、
「安定重視」の習政権には認められない。
唯一最大のカードを保持しておきたいとの思惑もある。

中国の制裁措置として想定されているのは、
(1)人道目的で継続している鉄鉱石の輸入を石炭同様、
全面的に禁止する

(2)約1万9千人ともいわれる中国国内の北朝鮮労働者の滞在許可を
一部取り消すなど管理を強化する
(3)北朝鮮の核・ミサイル開発を支援する中国企業を摘発する-
などだ。

(2/2ページ)【緊迫 朝鮮半島】

このうち、(1)と(2)は北朝鮮の外貨獲得源に直接ダメージを
与えるもので、やはり北朝鮮の反発は避けられない。
実施するとしても中国としては非公式に行いたいところだろう。

(3)については、北朝鮮と取引のある中国企業は中朝国境周辺に
集中しており、取り締まりを強化すれば地域経済へ悪影響を及ぼす
可能性がある。
また中国側は、国連制裁下の北朝鮮の個人・企業と取引のある
中国企業はもう存在しない-との立場だ。

そもそも中国は、国連安全保障理事会の枠組み外の独自制裁は
認めないと主張してきている。
国連の枠組み内であれば、常任理事国である中国も制裁内容に
影響力を行使できるからだ。

このため、従来の立場を捨てて独自制裁に踏み切ることは中国として
メンツが立たない上、それだけ北朝鮮の反発も大きくなる可能性が高い。(ニューヨーク 上塚真由、
ワシントン 黒瀬悦成、北京 藤本欣也)

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