2017年9月25日月曜日

金正恩氏「斬首作戦」は1回限り

この間YOUTUBEで「刈り上げ斬首作戦のシュミレーション動画があったが
これは爆撃と併用されたものだったが、実際に相当に難しいと思う
特殊部隊の隠密作戦はなおさら近ずくのは難しい、半島の全てが敵だから
内部に反政府組織でもあればだが~~~、やはり動画の如く局地爆撃は
必要・・、今米国の飛行機がジワリジワリと北上してるが、北の
探知能力でも見てるのか~~~、

金正恩氏「斬首作戦」は1回限り 失敗すれば北朝鮮は反撃に 
その時は日本も対象だ 元陸上幕僚長・火箱芳文

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北朝鮮の労働新聞が16日掲載した、中距離弾道ミサイル
「火星12」の発射訓練を視察する金正恩朝鮮労働党委員長の写真
(右から2人目)(コリアメディア提供・共同)

北朝鮮が国際社会への挑発を止めない。
15日早朝には「火星12」とみられる弾道ミサイルを発射し、
北海道上空を通過させ、襟裳岬東約2200キロの太平洋上に
着弾させた。3日には
「6回目の核実験」を強行した。水爆の可能性が高い。
許すまじき行動だ。(夕刊フジ)

北朝鮮の核武装は東アジアだけでなく、世界の安全保障環境を
劇的に変える。
日本はこれを座視できない。米国は非核化を狙うが、北朝鮮はほぼ
「核」を手中にしている。ここまで来た核武装を絶対に放棄しない。

6回目の核実験後、北朝鮮は電磁パルス(EMP)攻撃の可能性に言及した。核搭載ICBM(大陸間弾道ミサイル)の完成も時間の問題である。北朝鮮は今後も核実験と弾道ミサイル発射を繰り返し、緊張を高めながら米国に対して体制保証を求めてくるだろう。

北朝鮮国営メディアは
「取るに足らない日本列島の4つの島を核爆弾で海中に沈めるべきだ」
「米国の地を焦土にしよう。準備してきた報復手段を総動員して
  われわれの恨みを晴らそう」などと威嚇し続けている。

米国は多くの軍事的選択肢を持つ。核を含む圧倒的に優勢な戦力による
攻撃から、小規模な軍事作戦による「斬首作戦」まで、
いかなるオプションも取り得る。だが、直ちに先制攻撃が行われる
可能性は低い。

北朝鮮の核武装を放棄させるには、体制の内部崩壊か、米国による
武力での打倒しかない。

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仮に米軍が圧倒的な軍事作戦を行う場合、ロシアと中国への影響を
考慮して、両国から「承諾」「最低限の黙認」を取り付けておく
必要があるが、黙認しないだろう。
同盟国の韓国、日本への事前承諾も欠かせない。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を狙う「斬首作戦」の
場合、彼のリアルタイムな情報が必須で、確実に「正恩氏の死」を
確認しなければならない。チャンスは1回だけだ。
失敗すれば、北朝鮮は周辺国に反撃してくる危険性がある。
日本も対象だ。

 では、どう備えるべきか。

日本は核を含む「抑止力の保持」を早急に検討し、北朝鮮の
ミサイル発射を思いとどまらせなければならない。それには冷静に、
タブーなき核論議を行い、
「非核3原則」を見直すべきだ。米国の核を日本で共同管理する
「核シェアリング」など、現実的な核政策に転換する必要がある。

「専守防衛」政策から、「積極防衛」政策に転換し、安全保障の
基本方針(25大綱)を見直す。
まずは地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の導入により、
ミサイル防衛を重層化させる。

そして、弾道ミサイルに対する、わが国独自の「懲罰的抑止力」、
すなわち「敵基地攻撃能力」を保有しなければ、
北朝鮮の弾道ミサイル発射は止まらない。国民の不安も解消しない。

 ■火箱芳文(ひばこ・よしふみ) 1951年、福岡県生まれ。74年3月、防衛大学校(18期生)卒業後、陸上自衛隊に入隊。普通科(歩兵)幹部として幹部レンジャー課程などを経て、第1空挺団中隊長(習志野)、陸上幕僚監部幕僚などを務めた。第3普通科連隊長(名寄)、第1空挺団長(習志野)、第10師団長(名古屋)、防大幹事(副校長、横須賀)、中部方面総監(伊丹)を歴任。09年3月に第32代陸上幕僚長に就任。東日本大震災では陸幕長として震災対応に当たる。11年8月に退官。現在、三菱重工業顧問、国家基本問題研究所理事、偕行社理事、筑波大非常勤講師、全日本柔道連盟常務理事などを務める。柔道5段。著書に『即動必遂』(マネジメント社)。

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