2017年11月11日土曜日

文在寅政権がインド太平洋戦略で迷走… 安倍晋三首相提唱に不満? 中国を恐れ?

日本の安部首相に一泡吹かせた写真とか、オキアミもどきの海老で
日本にしてやったりと大いに吹き、舞い上がっていたが現実は
韓国にとって相当に厳しいもの~~
年末のタスクフォースの結論がどう出るか、今必死に盲点・抜け穴を
探しておるのだろう。

【韓国新政権】
韓国の信頼低下を覚悟せねば」「合意の覆しできない現実」 
  日韓首脳電話会談で韓国紙

11日、安倍首相と電話会談する韓国の文在寅大統領
(大統領府提供・聯合=共同)

【ソウル=名村隆寛】安倍晋三首相と韓国の文在寅大統領が
11日に行った電話会談では、慰安婦問題をめぐる日韓合意の
再交渉や慰安婦像への直接の言及はなかったが、12日付の
韓国紙は「両首脳の韓日関係の出発点をめぐり
正面衝突したようなもの」(朝鮮日報)と見解の相違を報じた。

ただ、朝鮮日報は、日本側が再交渉に応じない立場を説明し、
「その場合、韓国政府が一方的に『合意破棄』を宣言し得る。
しかし、この場合、韓日関係の破綻はもちろん
『国家間の約束破棄に伴う(韓国の)信頼低下』を
覚悟せねばならない」と報じた。

同紙は社説でも「一方的な破棄をすれば逆風も大きくなろう」と
指摘。その上で、
「文大統領は『歴史問題が両国の足を引っ張ってはならない」とも
述べ余地を残した。
韓日関係が韓米同盟にも影響を及ぼす点で、軽く考えてはならない」と合意破棄を戒めた。

一方、ハンギョレ紙は 文氏が再協議には言及せず、
「共同努力」を強調したことについて、
「韓日両国がこの問題で葛藤を深める代わりに共に解決法を
模索していこうという意味にとれる」と解釈した。その上で、
「政権が変わったからといって国家間の合意を一方的に
覆すことはできない現実を反映した発言とみられる」と分析した。

同紙は「今は日本側に言う前に、国内的にこの問題に対する
交通整理をするのが先だ」とする
趙世暎(チョ・セヨン)東西大学日本研究センター所長の談話も
紹介した。


河野太郎外相、習近平主席の「米中で太平洋二分」発言に
不快感「中国は太平洋と接していない」 

河野太郎外相

河野太郎外相は10日、中国の習近平国家主席が9日の
トランプ米大統領との共同記者発表で
「太平洋には中国と米国を受け入れる十分な空間がある」と
発言したことについて
「中国は太平洋と接していない」と不快感を示した。
BS朝日の番組収録で述べた。

習氏の発言は、太平洋の東を米国、西を中国が管理し、太平洋を
米中で二分しようとする中国側の膨張政策を念頭に置いたものと
みられる。
中国が太平洋に進出するには、東シナ海か日本海を経由する必要が
あり、太平洋への出口に覆いかぶさる日本列島が
中国にとっては海洋進出の障害となっている。

河野氏はこうしたことを念頭に「太平洋と接しているのは日本だ。
米中で太平洋をうんぬんということにはならない」と中国を
牽制(けんせい)した。

文在寅政権がインド太平洋戦略で迷走…
安倍晋三首相提唱に不満? 中国を恐れ?

(1/2ページ)【韓国・文在寅政権の行方は】

韓国の文在寅大統領(AP)


【ソウル=桜井紀雄】韓国の文在寅政権が、トランプ米大統領が
7日の首脳会談で関与を呼びかけた
「自由で開かれたインド太平洋戦略」に
「不同意」や「協力の模索」を示すなど、迷走を見せている。
中国の海洋進出に対抗するため、安倍晋三首相が提唱した
戦略なため、中国の反発を恐れる文政権としては、
おいそれとは乗れないようだ。

「日本は、オーストラリア、インド、米国をつなぐ外交ラインを
構築しようとしているが、われわれは編入される必要はない」

大統領府の金顕哲(キム・ヒョンチョル)経済補佐官が、
文在寅大統領の訪問先のジャカルタで9日、記者団にこう
説明したことが騒動を招いた。
別の大統領府関係者も
「日本が推進してきたもので、国際情勢を考慮すると、
参加は望ましくない」と述べた。

米韓首脳会談後の共同発表文には「トランプ大統領は、
米韓同盟がインド太平洋地域の安全保障や繁栄のための核心軸だと
強調した」と明記された。にもかかわらず、韓国側は
「トランプ氏の一方的発言だ」と突き放したのだ。
韓国外務省報道官は9日、
「韓国の政策方向と一致する部分があり、協力方法を模索して
いける」とし、政府内で食い違いが表面化した。

(2/2ページ)【韓国・文在寅政権の行方は】

インド太平洋戦略は、安倍氏が2007年のインドでの演説を
きっかけに昨年、ケニアでの国際会議で表明。
トランプ氏も海洋進出を強める中国に、アジア各国や豪州と
共同して当たる新構想として相乗りした。

文政権としては、米国の提案だけにむげにはできず、関係改善で
合意したばかりの中国の機嫌を損ねるわけにもいかない。
米中の板挟みになり、
「安倍は余計な提唱をした」との本音もにじむ。結局、
大統領府は「適切な地域概念なのか、もう少し協議が必要だ」と
釈明した。

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