2017年11月10日金曜日

米中首脳会談 動かぬ習主席に失望した

そりゃまあ自由・民主主義と社会・共産主義の交渉だから、溝は
埋まらないのが当たり前、今の世界で自由主義国の間で紛争の
あるとこは、日本と韓国ぐらい、韓国は言わず知れた異質の国
基本的価値観の違いは埋めようがない。
日本が何か「海洋なんとかを」提唱したらしいが、韓国、中華が
反対か~~~

米朝、1年以内に50%の確率で衝突 
北が核・ミサイル開発を断念する可能性は「ゼロ」 
英シンクタンク

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(朝鮮通信=共同)
英シンクタンク国際戦略研究所(IISS)で米外交や核政策などを

担当するフィッツパトリック米国事務所代表は9日までに、米国と
北朝鮮が今後1年以内に衝突する可能性は「50%」と分析する
文書を発表した。

フィッツパトリック氏はまず北朝鮮が核・ミサイル開発を断念する
可能性は「ゼロだ」と指摘。さらに米朝の指導者の性格を考慮し
「意図していなかった衝突につながる誤解が全く生じない可能性」な

どを検討したところ、「現状維持が続く可能性は50%より
高くない」と指摘した。

また、北朝鮮の外相が9月に示唆した太平洋上での水爆実験に
実際に踏み切れば、米国は北朝鮮にある全ての核関連施設を
攻撃するとの見方が米国内に強いことを紹介。その場合
「北朝鮮は体制転覆をもくろむ攻撃だと見なすことは明白だ」とし、
激しい反撃を招くと指摘した。(共同)


米中首脳会談 動かぬ習主席に失望した

(1/2ページ)

北京の人民大会堂で歓迎式典に臨むトランプ米大統領(右)と
中国の習近平国家主席=9日(共同)

核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮への対処をめぐる溝は
埋まらなかったようだ。

中国の習近平国家主席はトランプ米大統領との会談後の会見で、
朝鮮半島の非核化に力を尽くすとしながらも、具体的な措置は
示さなかった。

金正恩政権に警告を発することもなく、対話と交渉を通じて問題を解
決するという従来の立場も変えなかった。
習氏は「太平洋には中国と米国を受け入れる十分な空間がある」
とも語った。中国は大国であると強調したつもりだろう。
それを口にしたいなら、北朝鮮の核・ミサイル開発放棄へ影響力を行
使すべきだった。責任ある大国などとは程遠い。

中国は北朝鮮を経済的に支えてきた。
その中国で習氏は盤石な基盤を築いた。
地域の平和と安定に権力を用いることなく、国際社会の指導者の
ような顔をしているのは、ふさわしいといえまい。

北朝鮮に「最大限の圧力」をかけるというトランプ氏の方針は
変わらない。そのために中国やロシアにも協力を呼びかけてきた。
北京入りしてからも
「中国が真剣に取り組めば、問題を解決できる」と語っていた。

だが、習氏が示した「圧力」は国連安全保障理事会の制裁決議の
厳格履行にとどまった。


(2/2ページ)

常任理事国として当たり前のことだし、中国が「制裁逃れ」の
温床となってきた点について反省はみられない。

日米のほか欧州連合(EU)なども事態を重視し、独自制裁に
踏み切っている。
石油禁輸など効果的な措置を取り得る中国こそ、その対応が
注目されてきた。

ベトナム、フィリピンで開かれる国際会議でも、日米や中国の間で首
脳らが接触する機会がある。
圧力強化に向けた交渉は、さらに重ねていく必要がある。

トランプ氏は会見の最後に、米国がこの地域で
「自由経済や個人の権利、法の支配について主張を続ける」ことを
強調した。

中国の人権状況や、力ずくの海洋進出を念頭に置いたものと
いえよう。
訪中の機会に2500億ドルの商談をまとめるなど、協調姿勢をとり
ながら、基本的な価値観の相違を明快に指摘したのは
妥当である。
北朝鮮問題を離れても、中国相手の外交で見過ごしてはならない
視点である。

0 件のコメント:

コメントを投稿