2017年12月19日火曜日

韓国の歴史的屈辱~~

そりゃ、韓国文大統領にも言い分があろうが、朝鮮人の民族資質
自分の思考回路だけで、国家の外交をやろうとした結果がこれだ。
一番の恥辱・屈辱は国家の信頼を失い、自国民の誇りを打ち砕いた事
国賓訪問で朝飯が民間の食堂でパンに豆乳とは~~

国は日韓米の信頼を失い、中国は韓国民の心を失った」(1)
2017年12月18日14時21分 [中央SUNDAY/中央日報日本語版]

高麗大学の徐鎭英(ソ・ジニョン)名誉教授 

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の今回の中国訪問は歴史に
どのように記録されるだろうか。
欠礼だらけの儀典と日程、核心が抜けた合意、中国警護員の
韓国記者暴行まで。国賓訪問の外交現場とは信じられないような
ことが立て続けに起こり、論争も収まる兆しが見えない。
「中国学の開拓者」として50年以上にわたって中国を見つめて
きた高麗(コリョ)大学の徐鎭英(ソ・ジニョン)
名誉教授(75)は「文在寅政府は『戦争を防いだ』という成果を
前に出すだろうが、
日本と米国の信頼と韓国民の自尊心を失った」とし
「中国も韓国を屈服させる姿を全世界に確認させたと同時に、
韓国民の心を失った」と批判した。

  --今回の会談は成功した会談なのか、失敗した会談なのか。

「文在寅政府は会談の準備過程から戦略的に中国にアプローチした。中国との戦略的協力強化を通じて韓半島(朝鮮半島)問題を
解決するというメッセージを送りながらだ。いわゆる
『3不』の立場
〔THAAD(高高度ミサイル防衛)追加配備をしない、
米国のMD(ミサイル防衛)体制に編入しない、
韓日米軍事同盟に発展しない〕を中国と性急に公約し、文大統領は
日本の安倍晋三首相と米国のドナルド・トランプ米大統領の面前で
『日本は我々の同盟ではない』と言い放った。
日米のインド太平洋戦略に対しても青瓦台(チョンワデ、大統領府)がわざわざ出て『編入の必要はない』と明らかにしたことが
代表的だ。さらに一歩進んで、
今回の首脳会談を通じて、韓日米の3国安保協力に立脚した
20世紀の冷戦的東アジア秩序の代わりに、21世紀を中国と共に
切り開いていくというメッセージを明確に出した」

  --政府は「4大原則」(韓半島での戦争不可、非核化堅持、対話と交渉による北核問題の解決、南北関係改善の支持)合意を
成果として前面に出しているが。

「戦争はダメだとして米国の対北朝鮮軍事オプションに反対したが、これは当事者である韓国政府と最も影響力のある利害当事者である
中国が北朝鮮を圧迫できる強力なオプションを手放して自ら
武装解除したものだ。
『北朝鮮をどのように交渉の場に引き込むか』という核心事項も
抜けた。北核を対応無策の状態にした」

徐教授は、文大統領の今回の訪中で最も大きな損失は
「日本と米国の信頼を失った点」と述べた。
「米国は、文在寅政府の今後4年間またはその後の韓国政府と
どこまで安保協力をしていくべきか、北朝鮮問題を扱うにあたり、
韓国政府が果たして助けになるのかどうか疑わざるを得ない状況だ。韓国が中国に傾斜したと批判してきた安倍晋三政権も、
韓国が日米との価値を共有して協力するような国ではないことが
確実になったと判断するだろう。今後、
米国が韓国を排除して独自の北朝鮮措置を取ったり、決定的な瞬間に日米が韓国の味方についてくれなくなったりする可能性がある。
20年前、外国為替危機の時が最も恐ろしい事例ではないか。
その時は経済的破産だったが、今後は軍事・安保的破産を
迎えることになるかもしれない」

徐教授は文大統領が南京大虐殺に3回も言及したことも問題に
挙げた。

「文在寅政府は南京を媒介に中国と日本に対する歴史同盟を結ぶ
方向にいくかもしれず、これを通じてTHAAD体系問題を
迂回して戦略的協力を引き出すことができると考えているようだ。
だが、これは日本をあきらめる危険な行為だ。
中国のパワーが強くなるといっても、今後20年は日本や米国とも
協力して生きていかなければならない。
日本をそんなに追い詰めて何を得ようというのか。
日本を追い詰めたからと言って中国から何かを得ただろうか」

  --初日の日程から論争が起きた。

「南京大虐殺80年記念日を知らずに日程を組んだとすれば無知な
行為で、知っていて組んだとすれば日米との関係のどちらも
打ちやって中国の懐に入ると決意したものだ。日程を、
誰がどんなつもりでこのように組んだのか本当に気になる」

  --韓国は年内の首脳会談を強く希望した。

「中国は初めから『まだ会談する準備ができていない』と誠意の
ない態度を示した。反面、
韓国政府は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を
通じて対中関係を復元し、北朝鮮の参加も引き出そうとした。
『3不』を中国に譲ればTHAAD問題が解決でき、北朝鮮も
平昌に引っ張ってきて、それによって南北関係が改善されれば
文在寅政府の国際的地位も上昇するという一連の構想の中で年内に
習近平国家主席に会おうとしたようだ。
平昌の2年後には東京五輪、その2年後には北京冬季五輪が
開かれる。
韓日中に集まったオリンピック3つを通じて東アジアを平和と祝祭の場にできるという絵を描いて中国がこれに引き寄せられると
考えたかもしれない。
問題は中国を読み誤ったところにある。今回の首脳会談の
儀典や日程などは最悪だったし、これによって韓国民の
自尊心も傷つけられた」(中央SUNDAY第562号)

「韓国は日米の信頼を失い、中国は韓国民の心を失った」(2)

徐教授は韓国政府が戦略的観点からアプローチしたのとは違い、
中国は力を土台とした目に見える国益を確保する
現実主義的アプローチをしたと分析した。

  --中国が得たものは何か。

「韓国が不名誉に甘んじながら『強大国・中国』に
汲々(きゅうきゅう)としている姿を全世界に、特に米国に
見せつけた。
『それ見ろ。お前が大好きな韓国が私のところに来ている』と。
強大国の政治で相手の貴重なカードの一つを、それも引っ張って
奪い取ってくるのは大きな意味があることだ。

  --中国はなぜ戦略的にアプローチしなかったのだろうか。

「中国の国内政治の側面があるとみている。
習近平が絶対権力を握っていきつつあると言っても対外政策面では
確実な業績がない。
一帯一路(陸・海上シルクロード)政策などを推進はしている
ものの、米国・日本はもちろん、周辺国との関係も刺々しい。
特に中国は北朝鮮に度重なる屈辱に遭っている。
自国民に強大国の自負心と自尊心を持たせるために韓国という
イシューを利用したのではないかと思う」

徐教授はそれと共に「文在寅政府が向こう20年、国際社会の
大きな流れを読んで対応しようとする姿勢は間違っていないが、
現実主義的な力と段階別の緻密(ちみつ)さもなく本音を
国際社会にそのままさらけ出している」と批判した。教授は
「戦略的目標と現実的外交政策の足並みが揃っていない。
一歩一歩渡っていかなくては、激流に巻きこまれてしまうのは必至」としながら
「強大国に囲まれた韓国の外交は
『ブリッジング・ディプロマシー
(BridgingDiplomacy)』でなければならない」と強調した。
「橋梁外交・仲介外交という言葉が使割れているが、私は
『不動産紹介所外交』とも言っている。
家を売買する双方の信頼を得なければならない。
言葉に気を付けながら、行動は慎重にして正直でなければならない」

徐教授は「現政権の臨機応変式外交と言動の不一致が国内外に
あまりにも知られすぎた」とし
「中国が今回の韓国政府の戦略的アプローチを受け入れないのも
不信という側面がある」と解釈した。
「思い切って言えば、韓国は米国の立場では裏切り者、中国の
立場では日和見主義者に映る。このような形なら、決定的瞬間に
強大国数カ国が韓国を排除して韓半島を料理する可能性もある」

  --北核をどのように解決することができるだろうか。

「このまま行けば北朝鮮の核保有を黙認したり認めざるを
得なくなる。核も持ち、強力な在来式武器も持つことになるだろう。『北東アジアのイスラエル』になる。
中東におけるイスラエルのように、彼らが何をしてもどの国も
何もできない。言いなりにならなければならない。
韓国と日本の立場では自らの核武装を話さなければならなくなる。
米国も、韓国と日本に対する核武装許容カードで中国を圧迫する、
そういうゲームになっていくだろう」

  --このオプションすら通じない場合は。

「韓日の核武装と北朝鮮への軍事的オプションを除けば、
金正恩(キム・ジョンウン)レジームチェンジをテーブルに
上げるだろう。ある日、ある方法で交替させられた北朝鮮の新たな
指導者が核をあきらめたり、管理権を米中や国際社会に
託したりする状況になるだろう。そうなるようにするには強力な
北朝鮮への圧迫が必要だ。
米中が協力しなければならない。
最近、レックス・ティラーソン米国務長官が中国と急変事態について議論したと明らかにした点に注目しなければならない」

  --韓国人記者暴行事件はどのように見るか。

「中国で外国人記者の暴行はよく起きている。
英国BBCはもちろん、米国やドイツの記者たちも暴行を受けた。
ただし、国賓訪問中にこのような事件が起きたのは次元の違う
問題だ。今回の文大統領の中国訪問は、家の主人が忙しそうに
外出しなければならないと言っているのに、訪ねてきて
『大丈夫、待っているから』というやり方で日程が進められた。
中国政府が意図したことではないと考えるが、中国が韓国を
無視する全般的な情緒が暴行事件を通じて現れたものとみている。
習近平がもてなすゲストなら到底起きるはずのないことだ」

徐教授は「文在寅政府は、市井のごろつきの股をくぐって屈辱に
耐えた韓の武将・韓信や丙子胡乱(丙子の乱)の時の
朝鮮の学者・崔鳴吉(チェ・ミョンキル)の心情、すなわち少しの
屈辱は甘んじても韓半島の戦争を防いで韓半島の平和構築に向けて
中国との戦略的協力枠組みを構築していくという考えで今回の会談に臨んだかもしれない」とし
「このような情緒を基に誤った外交を継続していくのではないか
懸念される」と話した。

「国内政治はこちらの道を進んでいて『こちらの道ではなかった』と思えばいつでも方向転換できるが、外交は試行錯誤ができる余地は
ない。
いつも真剣勝負で臨まなければならないのが外交だ」
(中央SUNDAY第562号)

  ◆徐鎭英=高麗(コリョ)大名誉教授兼社会科学院長。ワシントン州立大博士、韓中専門家共同研究委員会韓国側委員長。著書に『中国革命史』『21世紀中国外交政策:富強な中国と韓半島』など。

0 件のコメント:

コメントを投稿