2018年2月1日木曜日

五輪を政治利用するつもりが北朝鮮に利用される韓国政府 

今日は、朝起きてみてびっくり一面真っ白の雪景色、普通
大分なんかは夜降って昼には止むのだけど今日は
まだ降ってる。
韓国の平昌露天の開会式場前日か・当日に大雪でもふれば
どうすんだろうね。この間大雪ふってボランテイアが
スタジアムの除雪作業をしてたが~~~

五輪を政治利用するつもりが北朝鮮に利用される韓国政府 
「南北融和」の裏で進む核開発

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韓国の文在寅大統領(共同)

平昌(ピョンチャン)冬季五輪への南北合同チームの参加に
ついて、韓国国内でも「政治利用」との批判が出ていると
いう。
政治とスポーツの距離はどうあるべきだろうか。
(夕刊フジ)

古代オリンピックでは、暴君ネロが予定を変更させたり、
自ら競技に参加して1800個の金メダルを取ったりと、
究極の政治利用を行ったとされている。

近代五輪でも、「ヒトラーの五輪」とされる1936年の
ベルリン大会が有名だ。この大会から始まった
聖火リレーは、ナチスドイツの威厳を人々に示すために
利用された。

テロリストがイスラエル選手を殺害した72年の
ミュンヘン大会、ソ連のアフガン侵攻を非難して多くの
西側諸国がボイコットした80年のモスクワ大会、
その報復に東側諸国がボイコットした84年の
ロサンゼルス大会なども、広い意味で「政治利用」の
典型だろう。

五輪憲章では、「オリンピック区域、競技会場、または
その他の区域では、いかなる種類のデモンストレーションも、あるいは政治的、宗教的、人種的プロパガンダも
許可されない」とされている。

この精神からみれば、五輪の政治利用は慎まなければ
いけない。しかし、ここでいう
「プロパガンダ」の定義も曖昧であるので憲章違反と
明確にいえるかどうかもはっきりしない。過去も今後も、
五輪が国際社会で影響力がある限り、ある意味で
「政治利用」は避けられないだろう。

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問題は、よりましな「政治利用」かどうかだ。
今回の南北対話についていえば、朝鮮半島を非核化し、
極東地域に真の平和をもたらすかどうかが問題だ。
そうなれば、誰も「政治利用」を問題視しないだろう。

しかし、平昌五輪を何としても成功させたい韓国の
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北朝鮮に足元を見られ、まるで北朝鮮のエージェントのように振る舞っている。
北の核・ミサイル問題には一切触れずに、南北混成チーム、
北朝鮮国内のスキー場利用など数々の提案を行い、
北朝鮮の歓心を買うために迎合するかのようだ。

北朝鮮は、平昌五輪に参加する代わりに、
核・ミサイル開発の時間稼ぎになるので、核・ミサイルの
放棄に話が展開しない限り、韓国の提案を受けて、
南北融和の幻想を振りまくだろう。

北朝鮮の平昌五輪参加が実現すれば、約2カ月の時間稼ぎに
なる。当然、その間も北朝鮮の核・ミサイル開発は進む。

36年のベルリン五輪が、ヒトラーに利用されていたことが
明確になったのは、39年の第二次世界大戦勃発後である。
今回の南北対話も、今後、朝鮮半島の非核化が達成できるか、平和が保たれるかどうかで、その意義が歴史として
検証されるだろう。

筆者の悪い予感は、文大統領の勇み足で
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の術中に
はまっただけという結果に終わるというものだが、
どうなるか。

(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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