2018年3月4日日曜日

韓国の11倍もインドに投資する日本

インドにおいて韓国の出る幕は無い、すでに遅すぎ、韓国の
技術/信用がどこまで通用するかやってみるがいい
インドは人口13億人もいるのかよ、マア、いずれ米国をも
抜くかもしれないが、GDPだけが経済大国じゃないし・・
 
【寄稿】韓国の11倍もインドに投資する日本

日本の安倍晋三首相のインド愛は格別だ。
安倍首相がツイッターを始めた後、最初にフォローした
外国首脳はインドのモディ首相だった。
モディ外相が訪日すれば、地方まで同行し、非公式の
夕食会でもてなす。

モディ首相もそれに積極的に応じている。
昨年9月の首脳会談に合わせ、モディ首相の故郷
グジャラート州を訪ねた安倍首相夫妻を空港で直接出迎え、
抱擁で迎えた。モディ首相はモスクに案内するなど、
安倍首相夫妻の「1日ガイド」も務めた。

安倍首相は首脳会談後、インド初の高速鉄道建設に
1900億円の借款を提供すると表明した。返済期限は50年で、
年0.1%という超金利という破格的な条件だった。

日本のインドに対するラブコールは安全保障戦略という
側面もあるが、最大の要因は急拡大するインド経済だ。
世界銀行は先月、世界経済見通しを発表し、インドの今年の
経済成長率を7.3%と予想した。
中国(6.4%)を上回り、世界最高水準だ。
2007年に経済規模で世界15位だったインドは、昨年には
6位に浮上した。
今年末には5位になることが確実視されている。

国連によると、インドの人口は現在の13億人から増え続け、
4年後の2022年には14億1800万人となり、
中国(14億900万人)を上回り、世界トップとなる見通しだ。核保有国でもあるインドは世界4位の軍事力も持つ。

そんなインドに対する韓国の関心や投資はあまりに
不足している。
端的に比較すると、最近17年間(2000年4月-17年3月)の
日本の対インド投資は257億ドルで、韓国(23億ドル)の
約11倍だ。
インド進出企業の数も韓国は606社で、日本(1305社)の
半分にも及ばない。
日本政府はインドに毎年35億ドルの無償による政府開発援助
(ODA)を提供しているのに対し、韓国政府がインドに
行っている無償援助は皆無だ。

日本・インドの首脳は毎年相互訪問し、首脳会談を
行っているが、韓国は政権任期5年のうちに儀礼的に一度
インドを訪問し、首脳会談を行っているだけだ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)、
朴槿恵(パク・クンヘ)の歴代大統領がいずれもそうだった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は昨年就任した直後、
インドを含む「新南方政策」の推進を宣言し、インドとの
関係を韓半島(朝鮮半島)周辺4カ国並みの水準に
格上げすると表明した。

しかし、韓国政府は最近、駐インド大使に次官補クラスを
任命した。
閣僚クラスが任命される駐米、駐中、駐日、駐ロ大使は
さておき、13人いる次官級の在外公館長にもインドは
含まれなかった。
それでインドと周辺4カ国並みの水準での経済・外交・
安全保障協力が可能なのか。
政府レベルでインドに対する再評価としかるべき待遇が
求められる。

インドはアジアだけでなく世界的に見て、中国に
代わることができる最後の巨大戦略市場だ。企業はそうした
認識に基づき、インドへの投資、貿易の活性化、
地域専門家養成などに本気で取り組まねばならない。
モディ首相が自国製造業の発展に向け、外国企業に
インドでの生産を奨励する
「メイク・イン・インディア」政策を展開している点を
生かし、インド市場を先取りする必要がある。

最近中国企業も攻撃的にインド市場を攻略している。
長年インドのスマートフォン市場を掌握してきた
サムスン電子は昨年10-12月期に中国の小米(シャオミ)に
シェア首位の座を奪われた。
2位サムスン電子を聯想(レノボ)、VIVO、OPPOなどの
中国メーカーが猛追している。

世界の大国に浮上したインドを韓国のパートナーとし、
経済成長の原動力とするため、政府と企業が積極的に協力し、奮起しなければならない。

オ・ファソク=インド経済研究所長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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