2018年4月27日金曜日

金正恩の「親戚」が脱北か...殺害命令が下る

二月と云っても、正確にはいつかは判らぬ~~
これだから共産主義は~、今のロシア、中華も同じような
現状が報道~~~
曾祖父と云えば、金日成の親父、これ日本統治を嫌ってか、
中国東北部に移住、馬賊みたいな、山賊みたいな事していた~
つまり、ヤクザだ。

金正恩の「親戚」が脱北か...殺害命令が下る
2018年4月26日(木)17時10分
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト) 
※デイリーNKジャパンより転載

東京の大画面でニュース映像に登場した金正恩 
Toru Hanai-REUTERS

<金正恩と曾祖父が同じ「白頭の血統」に連なる
国家保衛省の幹部が2月末に中国で失踪――金正恩は
すぐに殺害命令を下した>

南北首脳会談の開催が迫る中、北朝鮮の金正恩党委員長の
「親戚」が脱北したとの情報が飛び込んできた。
報告を受けた金正恩氏は、即座に
「殺害命令」を下したという。

北朝鮮事情に精通した中国の情報筋がデイリーNKに語った
ところによると、この人物は北朝鮮の秘密警察、
国家保衛省の海外反探局(スパイ担当部署)の幹部で、
50代後半の康(カン)大佐。海外反探局の
三頭馬車(ビッグ3)と呼ばれる大物で、中国瀋陽にあった
北朝鮮系の七宝山(チルボサン)ホテル
(現在は中富国際ホテル)に事務所を構え、中国、ロシア、
東南アジアで活動する反探局の要員を指揮していたという。

大佐が忽然と姿を消したのは今年2月25日のことだ。
理由は不正が発覚したためとされる。
偽ドル札印刷用の活字版と、相当額の外貨を
所持していたとされる。

大佐は金日成主席の母、康盤石(カン・バンソク)の父、
康ドヌクの子孫、つまり金正恩氏と同じ曽祖父を持つ
「白頭の血統」に連なる人物だ。
金王朝の一員とも言うべき人物の脱北で、金正恩氏が受けた
衝撃は相当なものだったろう。
事件の報告を受けた金正恩氏はすぐに「除去せよ」との
命令を下した。つまり、殺害せよということだ。

しかし、当局は現在も大佐の行方を追っているが、発見には
至っていない模様だ。

金王朝からは過去に、李一男(リ・イルナム)氏が
脱北している。金正日総書記の妻の
成へリム(ソン・ヘリム)氏の姉である成ヘラン氏の息子で、昨年マレーシアで殺害された
金正男(キム・ジョンナム)氏の従兄にあたる。
1982年に韓国に亡命後、李韓永(イ・ハニョン)と改名して
暮らしていたが、1997年にソウル郊外の自宅で
北朝鮮が派遣した工作員に殺害された。

李氏は韓国で、「喜び組」をはべらせた
「秘密パーティー」など金王朝の内幕を暴き、金正日氏の
激怒を誘ったとされる。
金正恩氏にも「パーティー癖」があると言われるが、大佐は
そのような情報も握っているのだろうか。

<参考記事:北朝鮮「秘密パーティーのコンパニオン」に
動員される女学生たちの涙>

金正恩氏は、母親の高ヨンヒ氏が大阪で生まれ育った
元在日朝鮮人の帰国者であるため、もともと親戚が少なく、
北朝鮮国内に閨閥と呼ぶべきものが存在しない。だからこそ、妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長に強い
信頼を寄せているのだろう。また、
異母姉である金雪松(キム・ソルソン)氏も、
表に出ることなく金正恩氏を支えていると思われる。

<参考記事:金正恩氏の「美貌の姉」の素顔...
画像を世界初公開>

脱北したとされる大佐と金正恩氏は、直接の関わりは
持っていなかったものと思われる。しかしこのようなことが
今後も続くようなら、北朝鮮国民の金王朝に対する視線は
いっそう冷ややかになるかもしれない。

[筆者]
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト)
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大
学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学
し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信す
るが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑
誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務め
る。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在
記―』(新潮社)、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素
顔』(宝島社)、『北朝鮮ポップスの世界』(共著、花伝社)
など。近著に『脱北者が明かす北朝鮮』(宝島社)。

0 件のコメント:

コメントを投稿