2018年4月7日土曜日

北に文句も言えぬ、ご都合主義の歴史認識

後20日で南北会談が開かれる訳だが、まだ、内容が
煮詰まっていないようだが、もし、会談で世界に誰もが予想
していた事案しか表明出来なかったら、まさしく
会談の為の会談。
其れでは、米朝会談も不発に終わる。
韓国にはそれだけの概念があるとは思えないが~~~

北に文句も言えぬ、ご都合主義の歴史認識

【外信コラム】

朝鮮労働党の金英哲副委員長

芸術団交流で平壌を訪れていた韓国記者団のところに
金正恩(キム・ジョンウン)側近の一人である
金英哲(ヨンチョル)・統一戦線部長が現れ
「南側で天安(チョナン)艦撃沈の主犯だといっているのが
この自分です」と冗談っぽくあいさつしたことが韓国世論を
刺激した。バカにしているというわけだ。

2010年、西海岸沖で韓国海軍の哨戒艦「天安」が
ひそかに北朝鮮の魚雷で撃沈され46人が死亡した。
国際調査団は事件は北の犯行と断定したが、北は例によって
都合が悪いといつも韓国側のデッチ上げといって居直る。
金英哲は事件当時の軍責任者だったため、
先の平昌冬季五輪で韓国にやってきたとき、韓国では批判の
世論が起きた。

金英哲はそのことを皮肉って
「そのウワサの人物がオレだ!」とばかり居直って
みせたのだが、だからといって事件を認めたわけではない。

翌日の北の労働新聞はあらためて
「事件はデッチ上げの謀略」と韓国を非難している。
こういうのがまさに「妄言」である。
ところが日本相手には何でも官民挙げて「妄言!」といって
騒ぐ韓国が、北相手には公式に文句もいえない。
近く3回目の南北首脳会談が予定されているが、韓国は
過去の侵略戦争やテロ被害についての謝罪・反省を会談で
求めたことは一度もない。彼らの歴史認識はその程度の
ご都合主義というわけだ。(黒田勝弘)

「超高学歴社会」韓国、2年後には25-64歳の半数が大卒

2020年には、韓国の25-64歳の人口のうち大卒者が占める
割合は半数を超え、35年には70%にまで上るといった
研究結果が出された。
世界的に類を見ない速度で韓国が超高学歴社会に
突入したことで、「高級人材の量産」といったメリットも
あるが、学歴と働き口の間に潜む
「ミスマッチ(不一致)」現象の深刻化を指摘する声も
上がっている。

慶煕大学社会学科のキム・ヒョンシク教授が統計庁の依頼で
調査した
『教育水準別の将来人口の推計開発研究』という報告書に
よると、2020年に25-64歳を迎える人口(3150万人)の
うち52.8%(1663万6466人)が大卒以上の学歴を
保有することが予測された。これは、
2015年基準の大卒以上が占める割合(47.5%)を
5ポイント上回った数値だ。
大卒人口は毎年増加し、2025年には59.9%、30年には64.8%、

35年には69.3%に上るものと予想される。

経済協力開発機構(OECD)加盟国の25-64歳の人口のうち
大卒者の占める割合(2016年基準)は、カナダ(56.3%)、
日本(50.5%)、イスラエル(49.9%)に次いで韓国は4位だ。

しかし、専門家たちは、韓国にはこうした国々よりも速い
速度で大卒以上の最終学歴者が増加し、
2020年以降には韓国の順位がさらに上昇する可能性が高い、
と指摘する。

大卒以上の最終学歴を持つ人口が総人口に占める割合も、
2015年(総人口は5101万人)の32.6%から30年に42.4%、
45年に51.2%、65年には61.9%へと急増することが
予想される。特に2055年には男女の大卒者の割合が逆転する
見通しだ。2015年を基準とした場合、男子の大卒者の割合は
35%、女子は30.1%だが、55年には女子(58%)が
男子(56.5%)を追い越すようになるというのだ。
これについて、韓国保健社会研究院のウ・ヘボン研究委員は
「女性の大学進学率はすでに男性を上回っていて、今後の
女性の学歴水準は引き続き高まる見通し」と説明する。

高学歴人口が増えると、優秀な人材を確保しやすいといった
メリットがある。しかし、
「働き口に対する希望」が膨らむことで、大卒者が願う
職場に就職できない可能性が高まる。
特に学歴と職種間の「ミスマッチ」現象が現在に比べて
深刻化する、と専門家たちはみている。
韓国職業能力開発院のキム・アングク・シニア研究委員は
「高卒を求める働き口も、実際には40%だけが高卒で、
残りの60%はほとんど大卒以上の人材が占めることになる」と

した上で「大卒者や修士、博士号の保持者が希望する
職場のランクを下げて就職するようになるため、
給与面でも希望の待遇を受けられないといった現象が
発生する恐れがある」と指摘する。

女性の高学歴化が進んだことで、女性の人材活用の必要性を
訴える声も上がっている。
ソウル女子大学のチョン・ジェフン教授は
「育児や出産などの問題で高学歴の女性たちが経歴の断絶を
経験しているのが現状だ」とし
「政府は高学歴の女性の就業意欲を満たすことができる
社会的インフラと環境の構築に努力を傾けるべきだ」と
呼び掛けた。

チュ・ヒヨン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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