2018年6月24日日曜日

李登輝元総統訪日 台湾人戦没者に尽きぬ思い 

台湾も、この李登輝元総統も数奇な運命だわな~~青年期には
兄を慕い日本軍に入隊、国内で終戦をむかえ台湾に帰国、
台湾は国共内戦で国民党の逃亡基地となり、国民党の内政は
ヤクザも顔負け腐敗政治とくれば、日本色が異彩を輝かせると
いうもの。

李登輝元総統訪日 台湾人戦没者に尽きぬ思い 
台湾の複雑な戦後事情も

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那覇空港に到着し、歓迎の花束を受け取る台湾の
李登輝元総統(中央)=22日

【台北=田中靖人】台湾の李登輝元総統(95)が高齢を
押して訪日し「台湾人戦没者慰霊碑」(糸満市)の除幕式に
出席するのは、台湾出身の戦没者に対する李氏の思い入れの
表れといえる。その背景には、台湾で戦後、
台湾人日本兵の慰霊が行われてこなかった複雑な事情もある。

先の大戦で、台湾からは軍人約8万人、
軍属約12万6000人が出征し、約3万人が戦死した。だが、
終戦で台湾を接収した中国国民党政権が公的に慰霊したのは、
日中戦争で日本軍と戦った将兵ら。
日本時代の神社や寺院も大多数が壊され、台湾人日本兵の
慰霊は極めて例外的に民間でひそかに行われるだけだった。

台湾で生まれ日本兵として終戦を迎えた李氏は、総統在任中の
1990年に台中市の宝覚禅寺に有志が建立した
大戦戦没者の慰霊碑に「霊安故郷(故郷に安らかに眠れ)」と
揮毫(きごう)。
退任後の2006年には北部・烏来で、同じ文言を記した
先住民の「高砂義勇兵」慰霊碑の移転式に出席した。

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07年の訪日では靖国神社を参拝し、
合祀(ごうし)されている亡兄との「再会」を果たした。だが、
14年の雑誌の取材で、台湾出身者約2万8千柱が祭られている事実を
「日本人が知らないのは残念」と述べ、
「先の戦争における台湾人の死を無駄にしない」よう願った。

一方、台湾南部・高雄市では09年、元台湾人日本兵の手で
国共内戦や朝鮮戦争を含む記念施設が完成。
蔡英文総統が16年11月に慰霊式に出席した。

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