2018年9月1日土曜日

明かりが消える産業団地…韓国製造業が危機(1)

これは、韓国崩壊で無く消滅~~か。
自由市場主義で国まで消滅させる民族は哀しみの民族しかない。
これは、韓国崩壊で無く消滅~~か。
自由市場主義で国まで消滅させる民族は哀しみの民族しかない。

明かりが消える産業団地…韓国製造業が危機(1)
2018年08月31日15時28分 [中央日報/中央日報日本語版]

忠清南道天安の白石農工団地で、ある工場が受注量の減少と人件費の
上昇で稼働を中断し、廃虚と化している。 

8日、忠清南道天安(チョンアン)の「白石(ペクソク)農工団地」にあるA社。
合成繊維を生産するA社は機械の音が騒々しかった。
工場の中に入ってみるとフォーククレーンが生産ラインを取り壊す
音だった。除去された機械設備は広場の隅にある屑鉄の山に積まれた。
A社の代表は「2年前から事業の実績が悪化したうえ、人件費も
大きく上がり、工場の合併を進めた」とし
「売却しやすくするため工場内部の施設を整理している」と説明した。続いて「かつて40人ほどの職員を支えた生産ラインをスクラップに
して売ると思うとつらい」と語った。
この農工団地にはA社のほか5、6社が稼働を中断したり
廃業手続きを踏んでいる。

9日、蔚山市(ウルサンシ)蔚州郡(ウルチュグン)の
盤泉(バンチョン)一般産業団地。
137万平方メートル規模のこの産業団地は75社が工場の敷地の
分譲を受けたが、58社だけが入った。
ほとんどが現代自動車・現代重工業に納品したり輸出用自動車の部品、電子装備を生産する会社だ。
午後3時だが、広い6車線道路は閑散としていた。
時々、貨物トラックと外国人労働者の姿が見えるだけだった。
同産業団地の企業協会関係者は
「現代重工業の受注が減り、最近も協力会社5、6社が閉鎖した。
社長はみんな連絡が取れない」と伝えた。
ここで不動産を経営するハンさん(55)は
「製造業者の社長は『厳しい』ではなく、もう『終わった』と
話している」と言ってため息をついた。

全国産業団地の生産ラインが止まっている。
そうでなくとも景気低迷で苦しんでいた企業が、最低賃金引き上げと
週52時間勤務制という「カウンターパンチ」を浴びて
持ちこたえられなくなっている。

韓国産業団地公団によると、今年5月末現在、全国およそ40カ所の
国家産業団地の稼働率は平均82.6%。
稼働率が70%以下のところも10カ所にのぼる。
釜山(プサン)と全羅南道(チョンラナムド)の経済を支えた
ノク山産業団地と大仏産業団地の稼働率は60%を下回っている。
全羅北道の国家食品クラスターの稼働率は37.5%にすぎない。

危機は統計庁の資料でも確認できる。
産業活動動向の資料によると、5月の製造業の平均稼働率は
73.9%だった。
1998-2017年の製造業の平均稼働率(76.7%)より
2.8ポイント低い。
この期間にサブプライム住宅ローン危機(2007年)、
リーマンショック(2008年)、ユーロ圏財政危機(2011年)
など経済に大きな衝撃を与えた事態が多かった点を考えると、
現在の稼働率はかなり低い。

いつ閉鎖するか分からない会社も少なくない。
14日、昌原(チャンウォン)工業団地のある自動車部品製造会社では機械の音が響いていたが、職員はいなかった。
キム代表(40)の夫婦だけが工場にいた。
ボルトやナットなどを生産する2、3次下請け会社で「町工場」と
呼ばれる会社だ。
15年前に設立され、一時は職員が6人いた。
しかし昨年末から年初にかけて職員全員を送りだした。
キム代表は「200万-250万ウォンだった月給が最低賃金の
引き上げで300万ウォン(約30万円)を超えた。
1カ月の売上2500万ウォンは増えないため、給料と機械賃貸料を
支払えば何も残らない」と話した。
昨年末基準で昌原工業団地の全4698カ所の工場のうち
職員が0人のところは150カ所もある。

蔚山市北区の孝門(ヒョムン)工業団地で自動車の
サンバイザー(遮光板)を製造するキル社長(62)は30年間
経営してきた会社を整理する計画と明らかにし、
「二度と製造業には目を向けない。むしろベトナムに行って
飲食店でもする」と話した。
キル社長は「現代重工業の下請け会社を経営していた友人が職員の
退職金を支払えず拘束された」とし
「上からは大企業に叩かれ、下では職員の人件費が上がり、
中間にいる私たちは絶望しかない」と語った。

閉鎖する工場は続出するが、製造業に参入する新規の業者はない。
国税庁の統計によると、昨年廃業した製造業者は1万1936件。
2014年の9669件に比べて20%以上も増えた。一方、
今年1-5月の新規創業数は7620件だった。
前年同期(8229カ所)比で7.4%も減少した。

製造業を避ける雰囲気が形成され、工場を売却しようとしても
簡単には売れない。
130社がある忠清南道天安の白石農工団地ではあちこちに
「工場用地売却」「工場賃貸」という文字が見える。
仁川市南洞工業団地のある会社は海外に工場を移転しようと国内の
工場と敷地を売りに出しているが、2カ月以上も買収者が
出てこないという。
南洞工業団地近隣の不動産仲介事務所代表は
「20件ほど売りに出されているが、これを引き受けようとする
人がいない」と伝えた。

始華(シファ)・半月(バンウォル)工業団地でも工場が
100件ほど売りに出されている。
蔚山で9年前から工場の売買・賃貸を仲介してきた
キム・シンイルさん(59)は「2016年から工場の売り出され、
昨年下半期から急増した」とし
「相場より安く出しても製造業の雰囲気があまりにも良くないので
取引がない」と状況を説明した。

工業団地の委縮は周辺地域の景気にも影響を及ぼしている。
夜間の残業が減り、夜食文化も消えた。
蔚州郡盤泉産業団地で飲食店を経営している
ハン・ギョンヘさん(52)は
「『明日は少しましになるだろうか』と思いながら1年が過ぎた。
ますます悪くなっている」とし
「午後9-10時ごろまで残業をする工場が以前の半分に減り、
飲食店はうまくいくはずがない」と話した。

蔚山発展研究院のファン・ジンホ研究委員は
「製造業は安定的でありながら良質の雇用を提供するため、
産業団地の稼働率低下は危機意識を持って眺めるべき問題」とし
「大企業、中小企業、労働界を含む地域団体が参加する対話の場を
設けて、工業団地を活性化する対策を見つける必要がある」と述べた。

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