2019年2月9日土曜日

スト頻発、強硬労組の圧力で身動き取れない韓国自動車産業

韓国の現代自動車もこれでよく経営がもつ、良くこれだけの労組の
要求を聞き入れたものだ。
終身雇用、世襲雇用、毎年自社株一人当たり10株か、現代グループは
経営上手なのか、それとも、資金がどこからか・・・・
現代財閥とはいえ、一民間企業、この光州型雇用とは、これじゃ、
企業と地方自治体と共倒れ必至だろう。

スト頻発、強硬労組の圧力で身動き取れない韓国自動車産業
現代自労組、「光州型雇用」に反発しスト実施
ルノーサムスン労組、8か月で28回スト
韓国の自動車生産台数、3年連続で減少
 
「納車まで7-8か月ほどかかります」

ソウル市麻浦区に住む会社員のキムさん(42)は最近、現代自動車の
大型スポーツタイプ多目的車(SUV)「PALISADE(パリセード)」の
購入契約をしようとしたところ、このように言われた。
韓国では人気の車種を手に入れるまで何か月も待たされるケースが
多いが、これは労働組合の同意がなければ生産台数の調整ができない
韓国自動車業界の「慢性病」のせいだ。
業界関係者は「販売が好調な車種の生産ラインを増やそうとすれば、
労組は労働強度が上がると言って拒否するため、買いたい人が
大勢いても企業側は増産することができない」と話した。

世界の自動車業界は全力を挙げてリストラや体質改善に
取り組んでいるが、韓国の自動車業界にとっては「遠い国の話」だ。
労組の圧力が強く、企業側は何もできないからだ。
ルノーサムスン自動車は昨年6月の初交渉以降、8か月たっても
賃金団体交渉が合意に至っていない。
その間に労組は28回もストを行った。
現代自では労組幹部約600人が先月31日、ストを行った。
光州市と現代自がこの日「年収半額」「5年間の賃金団体交渉猶予」を柱とする「光州型雇用」の投資協約を締結したからだ。
「光州型雇用」とは、光州市の雇用創出事業で、完成車メーカーなどが従来よりも低い賃金を支払い、政府と地方自治体が福利厚生費を
支給することで賃金を補うものだ。
強硬な貴族労組と世界最高水準の賃金の影響で競争力が
脅かされている韓国の自動車産業にとっては苦肉の策だ。しかし、
労組は「光州型雇用は低賃金によって二極化を助長し、経済を
破綻に追い込む」と反発している。

こうした中、韓国の自動車業界の未来については暗い見通しが
相次いで示されている。
韓国国内の自動車生産台数は402万8724台で、3年連続で減少している。世界の10大自動車生産国のうち3年連続で生産台数が
減少しているのは韓国だけだ。

ソク・ナムジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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