2019年2月15日金曜日

「金正恩氏の真の意図は韓国の武装解除」

韓国の国会議長が米国で日韓外交の仲介を要請したとか、自分で事を
お越し、仲介を頼むとは笑える話。
日本との外交は根絶状態か・・・・・
 
韓国識者が朝鮮日報に提言
「最悪の韓日関係、日本の対韓政策の変化を注視せよ」
朝鮮日報読者権益保護委員会2月定例会議

朝鮮日報読者権益保護委員会
(委員長:趙舜衡〈チョ・スンヒョン〉元国会議員)が11日、
定例会議を開き、先月の朝鮮日報の報道について議論した。

 以下は対日関係に関する発言の抜粋。

-最悪の方向に向かっている韓日関係は、歴史戦争を超え、
国内法・国際法問題に飛び火し、北朝鮮の核をめぐる
外交・安保の次元に広がりつつある。
1次的な責任は韓国政府の教条的で無責任な外交行動にある。
政府が非理性的な反日感情的でこじつけに近い要求を乱発し、韓国の
外交的立場を困難なものにしている。また、
最近生じている韓日間の確執は、日本の対韓外交が根本的に
変わってきているためのものだ。
韓国問題をめぐり、日本の外交関係者・政界関係者の間で
起こっている深層部の変化に焦点を合わせて分析しなければならない。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

文喜相国会議長と面会した米下院議長
「金正恩氏の真の意図は韓国の武装解除」
韓国与野党代表団の前で不信感をあらわに

「北朝鮮の非核化は言葉ではなく証拠が必要」

米議会下院のナンシー・ペロシ議長(民主党)は12日(現地時間)、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長や与野党代表団と面会した際
「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の本当の
意図は非核化ではなく、韓国を武装解除することだ」と述べたという。ペロシ議長は「(北朝鮮の非核化は)言葉ではなく証拠が必要だ」とも指摘した。
これはトランプ政権が現在進めている米朝非核化交渉や金正恩氏に対する不信をあらわにしたものと解釈できそうだ。

文議長と与野党代表団はその後ワシントンで行われた
韓国特派員団との会合で、ペロシ議長による一連の発言内容を伝えた。文議長らによると、ペロシ議長は
「昨年シンガポールで行われた1回目の米朝首脳会談とその後に
発表された宣言文は、金正恩氏へのプレゼントにすぎない」「今は言葉ではなく証拠を確認しなければならない」などとも
語ったという。

ペロシ議長は「苦難の行軍」と呼ばれる1997年に自ら北朝鮮を
訪問した経験に言及しながら「私は北朝鮮を信じない」と述べた。
米国で権力序列3位のペロシ議長によるこれら一連の発言は
「米下院は今後トランプ大統領が提示するであろう北朝鮮との
合意などを徹底して検証し、必要であればブレーキをかける」とも
解釈できる。

面会の席で韓国与野党代表団とペロシ議長は互いに異なった考えを
示したため、面会時間は当初予定されていた30分で終わらず
1時間以上続いたという。ペロシ議長は2回目の米朝首脳会談について
「楽観的ではないが希望的」とした上で
「私の考えが間違っていて、あなたたち(与野党代表団)の方が
正しいことを願いたい」として面会を締めくくった。

面会は文議長、与党・共に民主党、野党・民主平和党や正義党所属の議員らが、米朝対話に否定的なペロシ議長を説得するような形で
進んだようだが、これに対してペロシ議長は面会中、一貫して
北朝鮮に対する不信を隠さなかったようだ。
ペロシ議長は1997年に北朝鮮を訪問した際の現地の状況について
「北朝鮮住民の貧しさと悲惨さは想像を絶するほどだった。
あの時から北朝鮮政権を信じられなくなった」とも語ったという。
正義党の李貞味(イ・ジョンミ)代表は
「北朝鮮は苦難の行軍当時とは大きく変わった」
「近い将来、改めて訪朝してほしい」とペロシ議長に勧めたという。

ペロシ議長は「トランプ大統領の一般教書演説にはいくら確認しても非核化という言葉はなかった」とも指摘し、北朝鮮問題に対する
トランプ政権の考え方にも疑問を呈した。
民主平和党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)代表が
「米民主党が過去に追求した北核の解決策と、トランプ政権による
北朝鮮との交渉はその基本的な考え方が一致する」という趣旨の
指摘をすると、ペロシ議長は「私はそうは考えない」と
反論したという。
面会に同席した韓国系のアンディ・キム下院議員も
「北朝鮮が核廃棄の意向を示す措置をしたことはない」という趣旨の
発言を行ったようだ。


米国におけるこのような雰囲気はペロシ議長との面会以外でも
伝えられている。
例えば米国のコーエン元国防長官は韓国の保守系野党・自由韓国党の
訪米団と面会した際「トランプ大統領はまず首脳同士が会って握手し、実務交渉を後回しにして前後を入れ換えて交渉に
臨んでいるが、これは北朝鮮の立場を強めるだけの状況を招いている」と指摘した。コーエン氏のこの発言は自由韓国党の関係者が伝えた。

「対北朝鮮制裁の緩和」についても否定的な声が根強かったという。「2回目の米朝首脳会談に向け、米国側が『開城工業団地と金剛山観光の再開』を提示する可能性に言及したのか」との質問に文議長は
「一回もなかった」と答えた。
しかし北朝鮮が開城工団と金剛山観光の再開を米国に求めて
いることはすでに確認されている。
前日に正しい未来党の鄭柄国(チョン・ビョングク)議員が
米国務省のビーガン対北朝鮮政策特別代表に
「北朝鮮は開城工団など非核化の見返りとして4項目を求めたのか」と質問したところ、ビーガン氏は「正確な指摘だ」と述べたという。

一方で「制裁を加えたから(北朝鮮が)対話に応じた」
「制裁の効果が出ている」などの考え方について共に民主党の
イ・ヘチャン代表は「そのほとんどが米政府関係者の認識」と
主張している。自由韓国党のナ・ギョンウォン院内代表は本紙との
電話インタビューで「ワシントンの雰囲気」について
「トランプ大統領は金正恩氏に何でも全て与えるのでは、という
懸念と不信が強かった」と説明した。

ユン・ヒョンジュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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