2019年2月20日水曜日

梅は咲いたが、桜はまだ、初夏には程遠いが・・・

春も、マジか初夏には程遠いが、初夏代表的な自然の恵み、マタタビを
紹介・・・・




山菜 薬草 マタタビ

分類 ツバキ目 マタタビ科 タタビ属 マタタビ
和名 マタタビ 英名 silvervine

マタタビ(木天蓼(「もくてんりょう」とも読む)、
Actinidia polygama )は、
マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。別名夏梅ともいう。




特徴

葉は蔓状の枝に互生し葉柄があり、形は楕円形で細かい鋸歯を持つ。
6月から7月に径2cmほどの白い花を咲かせる。

雄株には雄蕊だけを持つ雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持った
両性花を着ける。

花弁のない雌蕊だけの雌花を着ける雌株もある。
花をつける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引する
サインとなっていると考えられる。

近縁のミヤママタタビでは、桃色に着色する。
ネコ科の動物はマタタビ特有の臭気(中性のマタタビラクトンおよび
塩基性のアクチニジン)に恍惚を感じ、強い反応を示すため
「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。

同じくネコ科であるライオンやトラなどもマタタビの臭気に特有の
反応を示す。

なおマタタビ以外にも、同様にネコ科の動物に恍惚感を与える
植物としてイヌハッカがある。




分布と生育環境

日本では、北海道、本州、四国、九州に、アジアでは
千島列島、朝鮮半島に分布し、山地の林縁に自生する。
低位の山を散策すると散見する。




和名の由来

マタタビという名前は、疲れた旅人が、マタタビの果実を食べた
ところ、また旅を続けることが出来るようになったということから、
「又旅」から名付けられたとの説がある。

だがこじつけという説もあり、アイヌ語の「マタタムブ」からきたと
いうのが、現在最も有力な説のようである。




利用 食用

5~6月に伸びだした若芽やツルを採取、塩を多めにいれた熱湯で
ゆで、水にさらしてアクをぬく。

おひたし、和え物、炒め物によい。
若い果実は辛いが、熟すと美味しい。
薬用酒(マタタビ酒)の素として果実がよく使われる。因みに
キウイフルーツもマタタビ科である。




利用 生薬

蕾にタマバエ科の昆虫が寄生して虫こぶになったものは、
木天蓼(もくてんりょう)という生薬である。
冷え性、神経痛、リューマチなどに効果があるとされる。

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